【学習コラム】本番で焦らないメンタルの育て方【日本語教育能力検定試験】

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編集長
編集長

「この年だったら、合格できていなかった…」

「落ち着いて解答を見たら、解ける問題ばかりだった…」

このように感じているのは、この記事を見ていただいている皆さんだけではありません。

過去問や赤本に真剣に取り組めば、誰しも通る道です。

今回は、
✅ 本番で焦らないためのマインドセットを知りたい。

✅ 高まった緊張感を、一旦和らげておきたい。
を目的として、書いていきたいと思います。

【前提】試験問題は、点数が散らばるように作られている

日本語教育能力検定試験に限らずですが、こういった試験問題は
 ① 文脈だけで正解が判断できる「簡単な問題」
 ② その外国語の知識がある受験生だけが解けるような「難しい問題」
 ③ 落ち着いて考えれば解けるような「合否を分ける問題」
が入り混じり、結果として点数がばらけるようになっています。

過去問や予想問題を時間内に解けている時点で、土俵にはしっかりと立てているはずです。
大切なのは、
 △ ①「簡単な問題」を落とさない。
 △ ②「難しい問題」なのか、③「合否を分ける問題」なのかを見極める。
ことだけではなく、
 ◎ 落ち着いて、学習したことを100%発揮する。
ことです。

意地悪をして問題が難しくなっているわけではない(と信じたい)のですが、試験問題として点数をばらけさせたい以上、受験生が容易に「簡単な問題」「難しい問題」を見極められないようになっています。

「試験問題とは、そういうものだ」とわかっているだけで、気持ちの持ち方が違います。
本番や過去問演習で難しい問題にぶち当たったときは、その場では「この問題は、誰しも勘で解く問題だ」と考えるようにしましょう。

本番に近い状況になれば、誰しも平常心ではいられません。
そのため、その場で100%冷静な判断は下せません。

大切なのは、焦って取れる問題を落とすことがないようにすることです。

取れる問題を落とさなければ、全体では7割程度は取れるようにできています。
逆に1問2問落としてしまっても、勘で解いた問題が100%外れることはほぼないので、そこで焦る必要はありません。

問題を解く中で焦りを感じたときは、ここまでの内容を思い出すようにしてみましょう。

わからない問題は、一旦「大問ごと」飛ばす

試験において、時間配分は非常に大切です。
時間が足りなくなって、「記述問題を書ききれずに終わった…」では目も当てられません。

問題に取り組んでみてしっくりこないときは、一旦「大問ごと」飛ばして後から考えるようにしましょう

当たり前ですが、大問は同じ分野から出題されています。
「イマイチ、自信を持って正解を選べない…」というときは、
● その分野自体が苦手
● その分野は苦手ではないが、問われ方の違いで簡単だと気づけない
のどちらかです。

後者の場合であれば、改めて見るとあっさり解けることが多いです。
大切なのは「時間を空けること」なので、中途半端に取り組まず、ページを折って後から考え直しましょう。

…とはいえ、折り目が増えていくと逆に焦りを呼び寄せることになってしまいます。
そんなときは、事前に「いくつまで折り目を許容するか」を決めておきましょう。
「3回までOK」であれば、4つ目を折った時点で1つ目に戻ってみる…といったイメージです。

「落ち着くための行動をルーチン化しておく」と、本番でも意識することができます。
通しで問題に臨むタイミングで、常日頃から取り組んでおきましょう。

メンタルで、±10点変わる

私は、大学3年生のときに日本語教育能力検定試験を受験しました。
周りは、バリバリ現場で鳴らした(であろう風格の)方ばかりで戦々恐々したのを覚えています。

しかし、「知識を落とさないために、毎年受験して合格しています!」という特殊な事情でもない限り、そこにいるのは自分と同じように試験に合格したことのない人たちです
決して焦る必要はありません。

日本語教育能力検定試験のように、
● 試験範囲が広い
● 試験問題が多い
場合は、メンタルの持ち方で点数が大きく上下します。

大切なのは、
△ 焦らないこと
ではなく
◎ 焦った自分に気づいて、元の状態に戻ってくること
です。

ここまで頑張ってきた皆さんが力を出し切れるように、陰ながら応援しています。

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