練習問題②【日本語教育能力検定試験 音声分野】

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今回は、苦手としている人の多い口腔断面図の問題です。

パターンを覚えてしまえば難しくないので、早めに攻略してしまいましょう!

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【解説】破裂音・破擦音と摩擦音の見分け方

子音は、
●声帯振動の有無
●調音点
●調音法

の3つの組み合わせで音が決まります。

※口腔断面図では「声帯振動の有無」はわからないので、「調音点」「調音法」が問われます。

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1つめのポイントは「鼻腔への通路が開いているか」でした。

2つ目のポイントは「呼気を完全に防いでいるか」です。

呼気を完全に防いでいる場合の調音法は「破裂音」「破擦音」のいずれか、呼気を完全に防いでいない場合の調音法は「摩擦音」です。
※ どちらも、鼻腔への通路は閉じています(鼻腔への通路が開いている場合の調音法は「鼻音」です。)
※ 口腔断面図では「破裂音」「破擦音」の区別はできません。

【練習問題②】調音法:破裂音

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破裂音に絞って問題にチャレンジしてみましょう。

破裂音であることを前提に、以下の口腔断面図において
●調音点
●無声・有声それぞれの音声記号

を考えてみてください。

【解答②】調音法:破裂音

① 調音点:両唇  音声記号:p(無声) b(有声)
日本語では、
無声の場合:パ行(無声両唇破裂音)
有声の場合:バ行(有声両唇破裂音)
が該当します。

② 調音点:歯茎  音声記号:t(無声) d(有声)
日本語では、
無声の場合:タ・テ・ト(無声歯茎破裂音)
有声の場合:ダ・デ・ド(有声歯茎破裂音)
が該当します。

③ 調音点:軟口蓋  音声記号:k(無声) g(有声)
日本語では、
無声の場合:カ行(無声軟口蓋破裂音)
有声の場合:ガ行(有声軟口蓋破裂音)
が該当します。

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音声問題は、丸暗記よりも複数の問題に触れた方が知識が定着しやすくなります。

ぜひ、他の問題にもチャレンジしてみてください!

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