音声①【基礎から学ぶ 日本語教育能力検定試験対策】

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編集長
編集長

□ 過去問や予想問題を解いてみたら、意外と基礎部分が抜けていることに気づいた。

□ 専門用語への抵抗をなくして、サクサクと問題演習を進めていきたい。

□ スキマ時間を活用して、復習がしたい。

というお声を頂戴したので、苦手な方が多い分野を中心に順次投稿していきたいと思います。

リクエストがある方は、twitterのDMにてご連絡いただければ幸いです。

言語音とは

言語音は、肺からの呼気(体外に吐き出す空気)が
● 唇
● 歯
● 歯茎
● 鼻腔
…などの「音声器官(発音器官)」によって、「発声」「調音」という加工がなされることで出来上がります。

※ 言語音を研究する学問を「音声学」と言います。

発声とは

上記のような図を口腔断面図こうこうだんめんずと呼びます。
人間の首から上を縦に割ったものを図式化しており、例年の日本語教育能力検定試験であれば
● 試験Ⅰ 問題1 (1)
● 試験Ⅱ 問題3
に関わってきます。

「発声」とは、肺からの呼気が「喉頭」に入り、喉頭の中央部にある「声帯」が呼気に働きかけられることを言います。

「声帯」は弾力のある左右一対の靱帯で、声門(空気の通路)の幅を縮め、肺からの呼気(体外に吐き出す空気)によって振動し、音を出します。

音声学では、声帯の振動によって作られる音のことを「声」と呼んでいます。
声帯振動を伴った呼気で作られる音「有声音」
声帯振動を伴わない呼気で作られる音「無声音」
と言います。

調音とは

肺から出た呼気は、咽頭の中の「声帯」を通り、「鼻腔」「口腔」を抜けて音声となります。
※ この「咽頭」から上の呼気の通り道を「声道」と言います。

呼気が声道を抜ける際に、唇や舌の動きによって気流が妨害され、様々な発声が行われます。
この役割のことを「調音」と言います。

確認問題

●言語音は、肺からの呼気が唇・歯・歯茎などの(①     )によって、(②     )と(③     ) という加工がなされることで出来上がる。

●「発声」とは、 肺からの呼気が(④     )に入り、その中央部にある(⑤     )が呼気に働きかけられることを言う。

●声帯振動を伴った呼気で作られる音を(⑥     )、声帯振動を伴なわない呼気で作られる音を(⑦     )と言う。

●呼気が声道を抜ける際に、唇や舌の動きによって気流が妨害され、様々な発声が行われることを(③     )と言う。

解答

●言語音は、肺からの呼気が唇・歯・歯茎などの(① 音声器官 または 発音器官 )によって、(② 発声 )と(③ 調音 ) という加工がなされることで出来上がる。

●「発声」とは、 肺からの呼気が(④ 喉頭 )に入り、その中央部にある(⑤ 声帯 )が呼気に働きかけられることを言う。

●声帯振動を伴った呼気で作られる音を(⑥ 有声音 )、声帯振動を伴なわない呼気で作られる音を(⑦ 無声音 )と言う。

●呼気が声道を抜ける際に、唇や舌の動きによって気流が妨害され、様々な発声が行われることを(③ 調音 )と言う。

編集長
編集長

今回は、超基礎的な部分のおさらいでした。

次回の更新では、
● 調音法
● 調音点
について、ご説明します。

次の記事はこちら

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