音声⑦【基礎から学ぶ 日本語教育能力検定試験対策】

「日本語」を基礎から、もう1度
編集長
編集長

□ 過去問や予想問題を解いてみたら、意外と基礎部分が抜けていることに気づいた。

□ 専門用語への抵抗をなくして、サクサクと問題演習を進めていきたい。

□ スキマ時間を活用して、復習がしたい。

というお声を頂戴したので、苦手な方が多い分野を中心に順次投稿していきたいと思います。

リクエストがある方は、twitterのDMにてご連絡いただければ幸いです。

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アクセントとは

アクセントを音声学的に定義すると
① 1つ1つの語について
② 社会慣習として恣意的に決まっている
③ 相対的な高さや強さなどの配置
のことです。

日本語のアクセント

日本語のアクセントは「高さ」で表されます。

アクセントの高→低になる下がり目を「滝」と言います。
「雨」であれば、アからメにかけて下がる部分がアクセントの「滝」です。

このように
「滝」があるのか/ないのか
「滝」があるのであれば、どこにあるのか
によって語を分類することができます。

また、「滝」の直前の拍を「アクセント核」と言います。
「雨」であれば、アが「アクセント核」です。

アクセントの型

アクセント核の有無で分類したものを「式」と言います。
「式」は、
「起伏式」…アクセント核がある
「平板式」…アクセント核がない
に分かれます。

また、アクセント核の位置で分類したものを「型」と言います。
「型」は
●「起伏式」-「頭高型」「中高型」「尾高型」
●「平板式」-「平板型」
に分かれます。

平板式 ー 平板型

単独で発音したときだけでなく、「が」のような助詞が続いた場合でもアクセント核がないものが「平板型」です。

「車が」であれば、以下のようにアクセント核がない(高→低の下がり目がな)形になります。

起伏式 ー 頭高型

起伏式のうち、前から1拍目にアクセント核があるもの頭高型あたまだかがたです。

「テレビが」であれば、以下のように表されます。

起伏式 ー 尾高型

起伏式のうち、「の」を除く助詞をつけた場合に最終拍にアクセント核があるもの(=後ろから1拍目にアクセント核があるもの)が尾高型おだかがたです。

「休みが」であれば、以下のように表されます。

起伏式 ー 中高型

起伏式のうち、頭高型でも尾高型でもなく、語の途中にアクセント核があるもの中高型なかだかがたです。

東京方言におけるアクセント型の特徴

日本語の「アクセント」には、2つの特徴があります。
① 語が単独で発話された場合、1拍目と2拍目の高さが異なる。
② 1つの語の中で”山”が2つでき、間に”谷”ができることはない。
(1度下がったら、もう上がらない。)

アクセントの機能

弁別機能

ひらがなで「あめ」「はし」と書いても、「雨」なのか「飴」なのか・「橋」なのか「箸」なのかはわかりません。
東京方言では、発音されるとアクセントによってこれらを区別することができます。
このような単語を区別する働きのことを「弁別機能」と言います。

統語機能

実際に発音してみると、①は一語で「申し合わせ」、②は2語で「もう幸せ」に聞こえると思います。
②が2語に聞こえるのは、「もう」と「しあわせ」の間に高さの谷があるからです。

このように、アクセントの高低により語や句の切れ目・まとまりを表す働きのことを「統語機能」と言います。

編集長
編集長

今回は、アクセントの学習でした。

次回の更新では、
● 母音
について、ご説明します。

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