令和6(2024)年度 第1回 問12の過去問解説!【日本語検定 1級】

【令和6年度 日本語検定1級】過去問解説

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問12 表記

○ 装丁

は、正しい表記です。

解説 装丁

「装丁(そうてい)」とは、書物を綴じて表紙などをつけることです。

× 砥

ではなく、

○ 硯

が正しい表記です。

解説 硯

「硯(すずり)」とは、石や瓦などで作った、墨を水で磨りおろすのに使われる道具のことです。

○ 贋作

は、正しい表記です。

解説 贋作

「贋作(がんさく)」とは、にせの作品のことです。

○ 蒐集

は、正しい表記です。

解説 蒐集

「蒐集(しゅうしゅう)」とは、ある品物や資料などをいろいろと集めることです。

○ 結晶

は、正しい表記です。

解説 結晶

「結晶」とは、苦心・努力・愛情などの結果、立派な形となって現れたもののことです。

○ 雛

が正しい表記です。

解説 雛

「雛(ひな)」とは、孵化して間もない鳥の子のことです。

× 画別

ではなく

○ 格別

が正しい表記です。

解説 格別

「格別(かくべつ)」とは、格段の差があることです。

× 奮髪

ではなく

○ 奮発

が正しい表記です。

解説 奮発

「奮発(ふんぱつ)」とは、思い切って金銭を出すことです。

○ 短冊

は、正しい表記です。

解説 短冊

「短冊(たんざく)」とは、和歌を書くのに用いる料紙のことです。

× 刺絵

ではなく、

○ 挿絵

が正しい表記です。

解説 挿絵

「挿絵(さしえ)」とは、新聞・雑誌・書物などの誌面に挿し入れた、文章に関係のある絵のことです。

× 白べ

ではなく、

○ 調べ

が正しい表記です。

解説 調べ

「調(しら)べ」とは、音律の調子のことです。

× 書間

ではなく、

○ 書簡

が正しい表記です。

解説 書簡

「書簡(しょかん)」とは、手紙・書状のことです。

○ 託けて

は、正しい表記です。

解説 託ける

「託(かこつ)ける」とは、ほかの事実を口実にすることです。

○ 穿けなく

は、正しい表記です。

解説 穿く

「穿(は)く」とは、腰から下の部分を覆う衣類を身につけることです。

× 丹後の節句

ではなく、

○ 端午の節句

が正しい表記です。

解説 端午の節句

「端午(たんご)の節句(せっく)」とは、5月5日の男子の成長を祝う節句のことです。

○ 某

は、正しい表記です。

解説 某

「某(ぼう)」とは、人名・日時・場所などが不明な場合や、それを伏せて指す場合に用いる語のことです。

× 差異

ではなく、

○ 細

が正しい表記です。

解説 微に入り細を穿つ

「微(び)に入り細(さい)を穿(うが)つ」とは、非常に細かい点にまで気を配ることです。

○ 蘇らせる

は、正しい表記です。

解説 蘇る

「蘇(よみがえ)る」とは、生きかえることです。

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過去問で確認したいこと

過去問演習では、
「どのような知識が」
「どのように出題されるか」

の2点を確認しましょう。

特に、

  • 敬語
  • 文法

の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。

過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、

「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」

のどちらなのかを明確にすることです。

前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。

  • 語彙
  • 言葉の意味
  • 漢字

のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、

  • 敬語
  • 文法

のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。

また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。

日本語検定は、1級から4級で、

  • 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
  • 1問1問の難易度が異なる

という違いはあるものの、

  • 敬語
  • 文法

のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。

敬語であれば、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。

文法であれば、

  • 動詞
  • 副詞
  • 助詞

などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。

例えば、

買い物行くので、8時集合してください。

には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。

買い物

の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。

また、

8時に

の格助詞「に」は、

駅に

の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。

まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。

この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。

  • 過去問を解いていて、不安が残る分野
  • もっと解くスピードを上げたい分野

があれば、ぜひご活用ください。

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