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問14 言葉の意味
一


2 往年
3 既往
4 往古
の「往」は、時間が経って過去のことになることを表していますが、
1 勇往
の「往」が表すのは、目的地に向かって進んでいくことですね。
ほかの3つとは異なった意味で使われているのは、1です。
解説 勇往
解説 往年
解説 既往
解説 往古
二


1 錯綜
2 交錯
3 錯雑
の「錯」は、性質が違うものが入り混じることを表していますが、
4 失錯
の「錯」が表しているのは、間違えることですね。
ほかの3つとは異なった意味で使われているのは、4です。
解説 錯綜
解説 交錯
解説 節操
解説 失錯
三


1 情況
3 情状
4 内情
の「情」は、物事の実際のようすを表していますが、
2 激情
の「情」が表すのは、感じて起こる心の動きですね。
ほかの3つとは異なった意味で使われているのは、2です。
解説 情況
解説 激情
解説 情状
解説 内情
四


1 調和
3 調停
4 協調
の「調」は、つり合いがとれることを表していますが、
2 格調
の「調」が表しているのは、音楽や文章などの趣ですね。
ほかの3つとは異なった意味で使われているのは、2です。
解説 調和
解説 格調
解説 調停
解説 協調
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過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

