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前の問題


問6 文法
一


( )のあとに
ブレイキンは、若者にもオリンピックに関心を向けさせて、呼び込むきっかけになることが期待されている。
という内容が続きます。
1は、この文脈と逆のことを言っていますね。
これは、間違いです。
また、( )の前には
オリンピック競技として採用されるための基準があること
が述べられているので、2と4のように、
ブレイキンについての詳しい解説
よりも
ブレイキンは、世界各地で大会が開催されており、知名度と人気がある
という内容である3の方が適切ですね。
これが正解です。
二


( )の前に
反対に
とあり、前文には
低温や日照不足による生育不良
長雨による種まき遅れによる生産数減少
が原因で野菜の出荷数が減少し、それが野菜の高値につながっていることが述べられています。
前文の内容と反対になるのは、
高温が続くことにより
が含まれている3か4ですね。
1と2は、低温について再度述べているので、間違いです。
4は、高温が続くことによりどうなるかについて、
野菜の出荷数が減少する
のではなく、
野菜の消費量が減少する
としています。
前文の内容と合致しないため、間違いです。
3が正解です。
三


( )前には、
なぜなら
から始まる文があり、ランドセルが海外でも注目を集めている理由を述べる内容になります。
六年間、教科書などを入れて持ち運べるように作られているため
とあるので、続く内容は、1が良いですね。
これが正解です。
四


( )の前には
例えば
があり、
十七世紀や十八世紀の多くの日本画にバラが描かれている
ことについての具体例が挙げられることがわかります。
1と2は、日本画についての具体例ではないので、間違いです。
3は、そもそも具体例になっていないため、間違いです。
- 二条城の位置の間の障壁画
- 伊藤若冲の代表作
という2つの具体例が挙げられている3が良いですね。
これが正解です。
次の問題


過去問解説の一覧


過去問で確認したいこと
特に、
- 敬語
- 文法
の2分野は、「解説を見れば、なんとなくわかるんだけど…」となりやすいのではないかと思います。
過去問を解いたときに、間違えた問題ごとに意識したいのは、
「そもそも知識がなくて解けなかった」
「知ってはいたが、問題になると解けなかった」
のどちらなのかを明確にすることです。
前者であれば、過去問を丁寧に解きながら、1つずつ知識の穴を埋めていきましょう。
- 語彙
- 言葉の意味
- 漢字
のような分野であれば、まとめて暗記していけるのですが、
- 敬語
- 文法
のような分野は、問題の文脈とセットで取り組むのがおススメです。
また、後者であれば、多くの練習問題で知識と問題のギャップをなくしていきましょう。
「わかる→できる」になることで、問題を解くスピードを上げていくことが大切です。
日本語検定は、1級から4級で、
- 語彙・言葉の意味・漢字などの聞かれる範囲が異なる
- 1問1問の難易度が異なる
という違いはあるものの、
- 敬語
- 文法
のような難易度が高い分野で必要な知識に大きな差があるわけではありません。
敬語であれば、
- 尊敬語
- 謙譲語Ⅰ
- 謙譲語Ⅱ
- 丁寧語
- 美化語
の5分類がそれぞれ「どのように定義されているか?」「どのような語が該当するか?」を整理しておきましょう。
その際に、単語を覚えていくのではなく、文章の中で登場人物を確認しながら見ていくのがおススメです。
文法であれば、
- 動詞
- 副詞
- 助詞
などの品詞ごとに、それぞれの語のもつ用法(使い方)を整理しておきましょう。
例えば、
買い物に行くので、8時に駅に集合してください。
には、3つの格助詞「に」がありますが、すべて用法が違います。
買い物に
の格助詞「に」は、「行く」という移動の目的を表しています。
また、
8時に
の格助詞「に」は、時を
駅に
の格助詞「に」は、「集合する」という移動の着点を表していますね。
まとまった参考書・問題集はないので、過去問で出てきた語の用法を1つずつノートなどにまとめていくのがおススメです。
この「日本語検定ナビ」では、分野ごとの練習問題を多数掲載しています。
- 過去問を解いていて、不安が残る分野
- もっと解くスピードを上げたい分野
があれば、ぜひご活用ください。

