「代わりに」の例文・文法解説【JLPT N3 grammar】

「代わりに」の意味

「代わりに」には、「～の代償として…」「～の代理として…」という2つの意味があります。

Aさんに日本語を教える代わりに、英語を教えてもらった。
In exchange for teaching Japanese to Mr.A, I received English lessons.

この場合の「代わりに」は、代償を意味します。
In this case, ‘代わりに’ implies compensation.

Aさんの代わりに、私がイベントに参加します。
I will participate in the event in place of Mr.A.

この場合の「代わりに」は、代理を意味します。
In this case, ‘代わりに’ implies acting as a substitute.

「代わりに」の使い方

代償を表す「代わりに」

代償を表す「代わりに」は、

Vの普通形 + 代わりに
イAの普通形 + 代わりに
ナAな + 代わりに
ナAである + 代わりに
Nである + 代わりに

の形で用いられます。

【Vの普通形】
兄にマンガを貸す代わりに、掃除を手伝ってもらった。
In exchange for lending manga to my brother, he helped me with cleaning.

【イAの普通形】
駅まで遠い代わりに、土地の値段が安い。
The land prices are low in return for the station being far away.

【ナAな】
この机は、丈夫な代わりに、とても重い。
This desk is very heavy in exchange for being sturdy.

【ナAである】
このスマートフォンは、高価である代わりに、とても使いやすい。
This smartphone is expensive, but it’s very easy to use in return.

【Nである】
彼女は、有名人である代わりに、プライベートの時間がほとんどない。
She has little private time in return for being a celebrity.

代理を表す「代わりに」

代理を表す「代わりに」は、

Vる + 代わりに
Nの + 代わりに

の形で用いられます。

【Vる】
テストを受ける代わりに、レポートを提出してくなさい。
Instead of taking the test, submit a report.

【Nの】
Aさんの代わりに、土曜日に出勤した。
I worked on Saturday in place of Mr.A.