「わりに（は）」の例文・文法解説【JLPT N3 grammar】

「わりに（は）」の意味

「わりに（は）」には、「～こととは不釣り合いに」という意味があります。

値段のわりに、良い内容の本だった。
Considering the price, it was a book with good content.

母は、年齢のわりには若く見られます。
My mother looks young for her age.

「当然これくらいである」と思われる程度とは違うことを表すときに使われます。
It is used to indicate that something is different from what is naturally expected or considered normal.

「は」の有無で意味は変わりません。
Whether or not you use “wa” (は), the meaning does not change.

「わりに（は）」の使い方

「わりに（は）」は、

Vの普通形 + わりに（は）
イAの普通形 + わりに（は）
ナAな + わりに（は）
ナAである + わりに（は）
Nの + わりに（は）
Nである + わりに（は）

の形で用いられます。

【Vの普通形】
思ったわりに、たくさんの人がイベントに参加した。
More people attended the event than I expected.

【イAの普通形】
彼女は、忙しいわりには、メールの返信がはやい。
She replies to emails quickly, despite being busy.

【ナAな】
この本は、貴重であるわりに、雑に扱われている。
Despite its value, this book is treated roughly.

【ナAである】
この本は、貴重であるわりには、雑に扱われている。
Despite its value, this book is treated roughly.

【Nの】
彼は、有名人のわりに、友人が少ない。
He has few friends, considering he is a celebrity.

【Nである】
彼は、有名人であるわりには、友人が少ない。
He has few friends, considering he is a celebrity.