「というものだ」の例文・文法解説【JLPT N2 grammar】

「というものだ」の意味

「というものだ」は、「本当に～だと思う」という意味で使われます。

そんな発言をするなんて、それは配慮がないというものだ。
To make a statement like that—that’s what I call inconsiderate.

困ったときは助け合うのが友情というものだ。
Helping each other in times of trouble—that’s what friendship is.

話し手がある事実を見てそれについての判断を述べるときに使われます。
It is used when the speaker observes a fact and expresses a judgment about it.

「というものだ」の使い方

「というものだ」は、

Vの普通形 + というものだ
イAの普通形 + というものだ
ナA + というものだ
N + というものだ

の形で用いられます。

【Vの普通形】
努力しないで成功できるわけがない。成功とは努力するものだというものだ。
You can’t succeed without effort. Success is something that naturally comes from working hard.

【イAの普通形】
人を傷つけるようなことを言うのは許されない。そんなことをするのは無責任というものだ。
Saying things that hurt others is unacceptable. Doing such a thing is, by definition, irresponsible.

【ナA】
社会のルールを守らないのは当然非難されるべきというものだ。
Not following society’s rules is naturally something that should be criticized.

【N】
家族を大切にするのは人として当然というものだ。
Valuing one’s family is, as a human being, the proper thing to do.