「上」「上に」の例文・文法解説【JLPT N3 grammar】

「上」「上に」の意味

「上」「上に」は、「それに～」という付け加えを表します。

彼の話は長い上、わかりにくい。
His story is not only long but also difficult to understand.

彼の話は長い上に、わかりにくい。
His story is not only long but also difficult to understand.

前の事柄と同じ方向の事柄を付け足していることを表します。
It indicates adding something in the same direction as the previous matter.

「に」があってもなくても、意味は変わりません。
The presence or absence of ‘に’ does not change the meaning.

「上」「上に」の使い方

「上」「上に」は、

Vの普通形 + 上（に）
イAの普通形 + 上（に）
ナAな + 上（に）
ナAである + 上（に）
Nの + 上（に）
Nである + 上（に）

の形で用いられます。

【Vの普通形】
財布を落とした上、スマートフォンを家に忘れてしまった。
Not only did I drop my wallet, but I also forgot my smartphone at home.

【イAの普通形】
このホテルは、新しい上に、価格が安い。
This hotel is not only new but also inexpensive.

【ナAな】
この機械は、操作が簡単な上、軽い。
This machine is not only easy to operate but also lightweight.

【ナAである】
この辺りは、静かである上に、治安が良い。
This area is quiet and has good public safety.

【Nの】
彼は、お金持ちの上、性格が良い。
He is wealthy and has a good personality.

【Nである】
彼女は、学者である上に、作家をしている。
She is a scholar and also works as a writer.