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「ことは~が」の例文・文法解説【JLPT N3 grammar】

【JLPT N3】「ことは~が」の例文・文法解説

今回は、「ことは~が」について解説します。
This time, we’ll explain how to use ‘ことは~が’.

目次

「ことは~が」の意味

「ことは~が」は、「一応~だが…」という意味を表します。

英語がわかることはわかる、会話は自信がない。
I do understand English, but I’m not confident in speaking it.

「一応~だが」という前置きをした上で、「~であれば当然…」という内容を否定します。
Using “一応~だが” (I have studied English, but) as a preface, the statement expresses a lack of confidence in an expected outcome based on the previous action.

「~」の部分は、前後に同じ内容を繰り返して使います。
The part marked ‘~’ is repeated before and after.

「ことは~が」の使い方

「ことは~が」は、

Vの普通形 + ことは~が
イAの普通形
+ ことは~が
ナA + ことは~が
Nな + ことは~が

の形で用いられます。

【Vの普通形】
料理ができることはできる、得意ではない。
I can cook, but I’m not good at it.

【イAの普通形】
このスマートフォンは、新しいことは新しい、前の物の方が使いやすかった。
This smartphone is new, but the previous one was easier to use.

【ナAな】
部屋の中がきれいなことはきれいだ、家具が少なくて落ち着かない。
The inside of the room being clean is nice, but having few pieces of furniture makes it unsettling.

【Nな】
彼女は美人なことは美人だ、私の好みではない。
She’s beautiful, but she’s not my type.

ナ形容詞・名詞の場合は、繰り返された「~」の部分には、辞書形が来ます。
In the case of na-adjectives or nouns, the repeated “~” part should be in the dictionary form.

活用形の補足説明
Vる動詞の辞書形図書館に行く
Vます動詞のマス形の語幹図書館に行きます
Vない動詞のナイ形図書館に行かない
Vない動詞のナイ形の語幹図書館に行かない
Vて動詞のテ形図書館に行ってきた
Vた動詞のタ形図書館に行った
Vよう動詞の意向形図書館に行こう
日本語を勉強しよう
Vば動詞のバ形薬を飲めば、すぐに良くなります
Vたら動詞のタラ形薬を飲んだら、すぐに良くなります
Vたり動詞のタリ形宿題をしたり、本を読んだりした
イAいイ形容詞の辞書形生きろ、そなたは美しい
イAイ形容詞の語幹生きろ、そなたは美し
イAくイ形容詞の語幹+く空が暗くなった
ナAナ形容詞の語幹景色がきれい
N名詞
スマートフォン
する動詞散歩する
する動詞のNする動詞の語幹散歩
普通形【動詞 verb】
読む
読まない
読んだ
読まなかった

【イ形容詞 イ-adjective】
青い
青くない
青かった
青くなかった

【ナ形容詞 ナ-adjective】
必要だ
必要ではない(必要じゃない)
必要だった
必要でははなかった(必要じゃかなった)

【名詞 noun】
有名人だ
有名人ではない(有名人じゃない)
有名人だった
有名人でじゃなかった(有名人じゃなかった)
丁寧形【動詞 verb】
読みます
読みません
読みました
読みませんでした

【イ形容詞 イ-adjective】
青いです
青くないです
青かったです
青くなかったです

【ナ形容詞 ナ-adjective】
必要です
必要ではありません(必要じゃありません)
必要でした
必要ではありませんでした(必要じゃありませんでした)

【名詞 noun】
有名人です
有名人ではありません
有名人でした
有名人ではありませんでした(有名人じゃありませんでした)
Ⅰグループ動詞読む
聞く
書く
話す など
Ⅱグループ動詞着る
食べる など
Ⅲグループ動詞する
来る

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