「くらい」の例文・文法解説【JLPT N3 grammar】

「くらい」の意味

「くらい」には、「～の程度に」「～のような簡単なこと」という2つの意味があります。

踊り出しそうなくらいうれしかった。
I was so happy that I felt like bursting into dance.

この場合の「くらい」は、うれしさの度合いが踊り出しそうな程度に高かったことを表します。
In this case, ‘くらい’ indicates the extent of happiness being so high that it felt like bursting into dance.

自分の部屋くらい、自分で掃除しなさい。
At least clean your own room by yourself.

この場合の「くらい」は、自分の部屋を自分で掃除するのを簡単なことだと捉えていることを表します。
In this case, ‘くらい’ implies that cleaning one’s own room by oneself is considered an easy task.

これらの「くらい」は、前の語によって「ぐらい」となることがあります。
These “くらい” can sometimes be written as “ぐらい”.

その場合も、「くらい」と意味はかわりません。
In that case, the meaning remains the same, “くらい” and “ぐらい” are interchangeable.

「くらい」の使い方

「～の程度に」を表す「くらい」

「～の程度に」を表す「くらい」は、主に

動詞の普通形
名詞

に接続します。

【動詞の普通形】
小学生でも解けるくらいの問題だ。
It’s a problem at a level even elementary school students can solve.

【名詞】
彼くらい流暢に日本語を話せるようになりたい。
I want to become as fluent in Japanese as he is.

「～のような簡単なこと」を表す「くらい」

「～のような簡単なこと」を表す「くらい」は、

Vの普通形 + くらい
ナAな + くらい
N + くらい

の形で用いられます。

【Vの普通形】
少し運動したくらいで疲れてしまった。
I got tired just from exercising a little.”

【ナAな】
ちょっときれいなくらいで調子に乗らないで。
Don’t get carried away just because you’re a little pretty.

【N】
自分の荷物くらい、自分で持ちなさい。
At least carry your own luggage by yourself.