今回は、
✅ 「ほど」の意味・使い方
✅ 「ほど」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「ほど」の意味・使い方
「ほど」は、程度や概数を表す
地元が驚くほど発展していた。
地元が驚くほどに発展していた。
「ほど(程)」とは、物事の程度や数量などの度合いのことです。
度合いに幅のある語につくことで、それがどれくらいの程度なのかを表すことができます。
上の例文であれば、「どれくらい発展したいたのか?→驚くほど(に)発展していた」ですね。
述語を修飾するときは「ほどに」の形が用いられますが、この「に」は省略される場合もあります。
信じられないほどのことが起きている。
後続する名詞を修飾する場合には、「ほどの」が用いられます。
この場合の「の」は、連体助詞であり、省略することができません。
連体助詞については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもあわせてご確認ください。
連体助詞「の」の用法【例文で学ぶ 日本語文法】
仕事を1週間ほど休みたい。
のように、数量につく「ほど」は、概数を表します。
休みたいのは、「7日間ピッタリ」ではなく、「およそ7日間」ですね。
「ほど」の類似表現
程度を表す「ほど」の類似表現
地元が驚くほど発展していた。
地元が驚くほどに発展していた。
地元が驚くばかり発展していた。
地元が驚くばかりに発展していた。
地元が驚くくらい発展していた。
地元が驚くくらいに発展していた。
のように、「ほど ⇔ ばかり ⇔ くらい」を置き換えてみ不自然ではないですね。
いずれも、「に」を省略することもできます。
また、
信じられないほどのことが起きている。
信じられないばかりのことが起きている。
信じられないくらいのことがおきている。
のように、「ほどの ⇔ ばかりの ⇔ くらいの」も置き換え可能です。
この場合は、いずれも「の」を省略することができません。
概数を表す「ほど」の類似表現
仕事を1週間ほど休みたい。
仕事を1週間ばかり休みたい。
仕事を1週間くらい休みたい。
のように、「ほど ⇔ ばかり ⇔ くらい」を置き換えてみ不自然ではないですね。
参考書籍
今回は、
✅ 「ほど」の意味・使い方
✅ 「ほど」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。
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