今回は、
✅ 「なあ」の意味・使い方
✅ 「なあ」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「なあ」の意味・使い方
「なあ」は、感情の高まりを詠嘆的に表す
新しい車を買ったんですね。
羨ましいなあ。
詠嘆とは、声に出して感情を表すことです。
「新しい車を買った」という事態を認識したことが引き金となり、「羨ましい」という感情を声に出していますね。
この詠嘆の気持ちは、程度の大きさから引き起こされます。
そのため、感情・感覚形容詞が使われたイ形容詞文・ナ形容詞文で使われることが多い表現です。
【イ形容詞】
1人は、寂しいなあ。
【ナ形容詞】
景色がきれいだなあ。
動詞述語でも使われますが、その場合は、詠嘆を引き起こす要因が副詞などによって示されることが多いです。
【動詞】
たくさん雪が積もったなあ。
「なあ」の接続
【動詞】
いいこと言うなあ。
【イ形容詞】
このパン、おいしいなあ。
【ナ形容詞】
お客さんでいっぱいだなあ。
【名詞】
それは、名言だなあ。
「なあ」の類似表現
「なあ」は、「な」と共通する性質が多い
景色がきれいだなあ。
景色がきれいだな。
のように、「なあ ⇔ な」を置き換えても不自然ではないですね。
ただし、この置き換えができるのは、詠嘆の場合のみです。
× 暗くなってきたし、そろそろ帰ろうなあ。
○ 暗くなってきたし、そろそろ帰ろうな。
といった意志の表出や、
× 明日いっしょに出かけようなあ。
○ 明日いっしょに出かけような。
といった行為要求の場合には、「なあ」を用いることができません。
これは、「なあ」が直接的に行為に関わる形式には接続できないからです。
参考書籍
今回は、
✅ 「なあ」の意味・使い方
✅ 「なあ」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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