今回は、
✅ 「上」「上に」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「上」「上に」の意味・使い方
「上」「上に」は、同じ人・事物による側面・行為を表す
Aさんは、優しい上に仕事もできる。
であれば、同じ人物がもっている
- 優しい
- 仕事ができる
という2つの側面を
彼は、遅れてきた上、宿題も忘れてきた。
であれば、同じ人物による
- 遅れてきた
- 宿題を忘れてきた
という2つの動作を表しています。
この2つは同類の側面である必要があるため、
Bさんは、優しい上に、お金持ちだ。
のように、
- 優しい
- お金持ちだ
として、いずれもプラスな評価なものなどでは「上」「上に」を用いることができますが、
Bさんは、優しい上に、トマトが好きだ。
のように、両方が同じ方向の評価でなく、同類の内容だと見なされない場合には用いることができません。
彼は、遅れてきた上、宿題も忘れてきた。
彼は、遅れてきた上に、宿題も忘れてきた。
は、いずれも同じ内容を表しており、「に」の有無による意味の違いはありません。
また、
彼は、遅れてきたうえ、宿題も忘れてきた。
彼は、遅れてきたうえに、宿題も忘れてきた。
のように、ひらがなで表記されることもありますが、意味は同じです。
「上」「上に」の接続
【動詞】
Aさんは、ギターが弾ける上、歌も上手だ。
【イ形容詞】
彼女は、若い上に才能も溢れている。
【ナ形容詞】
彼は、親切な上、頭も良い。
【名詞】
Bさんは、お金持ちである上に、要職にも就いている。
参考書籍
今回は、
✅ 「上」「上に」の意味・使い方
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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