今回は、
✅ 「たらしめる」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「たらしめる」の意味・使い方
「たらしめる」は、「●●にさせる」を表す
私を私たらしめるのは、これまでの努力だ。
では、「私=私であるようにしているのは…」という「今の私」が何で成り立っているかを表しています。
また、
彼女を最強たらしめているのは、タックルの精度の高さだ。
では、「彼女=最強であるようにしているのは…」という「最強の彼女」が何で成り立っているかを表しています。
いずれも、「○○を●●たらしめる」の形で、「○○=●●にさせているのは…」という内容になっていますね。
今の職場で昇進していくことが、私を私たらしめる証明になる。
では、「私=私にさせる証明となるのは、今の職場で昇進していくこと」
彼を有名人たらしてめているものは、Instagramのフォロワー数だ。
では、「彼=有名人とさせているものは、Instagramのフォロワー数だ」という内容です。
このように、「たらしめる」が使われる文では、
私=私
のように、前後が同じ語でイコールになるものもあれば、
彼=有名人
のように、前後が違う語でイコールになることもあります。
「たらしめる」を品詞で分解すると、
- 断定の助動詞「たり」の未然形「たら」
- 使役の助動詞「しむ」の連体形「しむる」
です。
2つの助動詞が組み合わさることで、「●●にさせる」という内容になります。
「たらしめる」の接続
人を人たらしめるものは、知恵と道具である。
私を私たらしめる証明となるのは、これまでの数々の実績だ。
リーダーをリーダーたらしめるのは、メンバーからの信頼である。
柔らかい言動が、彼女を彼女たらしめている。
日ごろの行いが、その人をその人たらしめるものである。
参考書籍
今回は、
✅ 「たらしめる」の意味・使い方
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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