今回は、
アルク
『日本語教員試験 対策用語集』
をご紹介します。
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おススメの書籍・アイテム
この書籍で学べること
全出題範囲の大枠を捉えるのにおススメ
日本語教員試験と日本語教育能力検定試験の出題範囲は、いずれも必須の50項目です。
日本語教育能力検定試験の参考書といえば、
ポチップ
のいわゆる「赤本」をイメージすることが多いかと思いますが、改訂の頻度が少なく、残念ながら「必須の50項目」に対応した内容にはなっていません。
日本語教育能力検定試験の出題範囲が現状の「必須の50項目」になったのは、令和3年度試験からです。
大きく内容が変わったわけではないので、「赤本」だとダメということでもないですが、追加でほかの参考書を確認するよりも、最初の1冊が限定されていた方が勉強しやすいですよね。
この『日本語教員試験 対策用語集』は、2024年4月19日に出版されました。
同年に行われた第1回の日本語教員試験を受験した方はもちろんのこと、私が知る限り、日本語教育能力検定試験を受験した方の多くもこの用語集を使っています。
書籍の内容をピックアップ！
『日本語教員試験 対策用語集』の大項目は、「必須の50項目」を区分ごとに分けた
- 社会・文化・地域
- 言語と社会
- 言語と心理
- 言語と教育
- 言語
で構成されています。
同アルク社から出版されていた
とは、完全に別物で、解説も載っている用語も一新されました。
「入管法（出入国管理及び難民認定法）」であれば、用語の解説だけでなく、
- 1989年改正で、新しく「定住者」の在留資格が加わる。
- 2009年改正で、在留資格「就学」が「留学」に統合される。新しく「技能実習」の在留資格が加わる。
- 2018年改正で、新しく「特定技能」の在留資格が加わる。
のように、欲しい情報が・欲しい粒度で掲載されています。
時事関連の内容のところにQRコードが掲載されていて、簡単に一次情報にアクセスできるのもおススメポイントです。
近い分野の書籍とは、どう違うの？
同じくらいのレベル感で書かれている書籍に
があります。
私が考えるこの書籍との1番の違いは、肝となる解説の部分です。
『日本語教員試験 対策用語集』は、日本語教員試験が実施される前年度の日本語教育能力検定試験の内容を踏まえ、新規で編集されて出版されました。
『図表でスッキリわかる 日本語教員試験 合格キーワード1400』は、もともと『図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400』という名称だったのが改訂されて出版されたものです。
内容が大きく変わったわけではありません。
また、『日本語教員試験 対策用語集』は、
関連した用語が近い位置で掲載されており、ページが離れる場合は、そのページがわかるように記載されている
のですが、『図表でスッキリわかる 日本語教員試験 合格キーワード1400』は、
用語が各区分の中で、五十音順に掲載されている
のが特徴です。
例えば「評価」関連の用語が、前者では
- 診断的評価
- 形成的評価
- 総括的評価
のようにまとまって掲載されているのですが、後者では索引に戻って確認しなければなりません。
これが、結構手間なんですよね…!!
決してほかの書籍がダメ！というわけではありませんが、1冊目として購入するのであれば、ぜひ『くわしい中学国文法』を検討してみてください。
最後に
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