
今回は、
✅ 「きらいがある」の意味・使い方
✅ 「きらいがある」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「きらいがある」の意味・使い方
「きらいがある」は、好ましくない傾向・懸念を表す
彼は、自分が世界の中心だと思うきらいがある。
では、「彼が、自分が世界の中心だと思っていること」を好ましくない内容としてとらえていますね。
「きらい」は、漢字だと「嫌い」です。
語のイメージ通り、「好ましくない傾向・懸念」として用いられます。
「きらいがある」の接続
【動詞の辞書形】
Aさんは、仕事を甘く見るきらいがある。
【動詞のナイ形】
彼は、説明をよく読まないきらいがある。
【名詞 + 「の」】
娘は、さみしがりやのきらいがある。
「きらいがある」の類似表現
「きらいがある」の類似表現は、「節がある」
彼は、自分が世界の中心だと思うきらいがある。
彼は、自分が世界の中心だと思う節がある。
のように、「きらいがある ⇔ 節がある」を置き換えても不自然ではないですね。
ただし、「きらいがある」は、「好ましくない傾向・懸念」にしか用いることができません。
一方、「節がある」は、プラスな場合・マイナスな場合のどちらにも用いることができます。
そのため、
彼の言動には、あやしいきらいがある。
彼の言動には、あやしい節がある。
のように、マイナスなイメージの場合には、「節がある ⇔ きらいがある」を置き換えることができますが、
彼女は、高所恐怖症のきらいがある。
だと、
彼女は、高所恐怖症の節がある。
のときにはなかったプラス・マイナスのどちらでもないイメージがマイナス寄りになってしまう点に注意が必要です。
参考書籍
今回は、
✅ 「きらいがある」の意味・使い方
✅ 「きらいがある」の類似表現
について、解説してきました。


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