今回は、
✅ 「ごとき」の意味・使い方
✅ 「ごとき」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「ごとき」の意味・使い方
「ごとき」は、話し手が価値が低いと感じていることを表す
彼のマークごとき、私で十分だ。
では、「彼のマークは簡単なので、私で十分に対応できること」を表しています。
また、
きさまごときに、負けてなるものか。
では、「あなたのような弱い存在に負けることがあってはならないこと」を表しています。
いずれも、「ごとき」がついている語句を「価値が低い」「くだらない」と評価する内容です。
「ごとき」は、ほかのものにたとえていることを表す
まるで、雪のごとき肌だ。
では、肌の白さを雪にたとえています。
たとえの用法では、先ほどのように、話し手の低い評価を表しているわけではありません。
まるで、雪のごとき肌でうらやましい。
では、プラスな評価であり
まるで、子どものごとき言動だ。
では、マイナスな評価であるように、文によって話し手がどう感じているかが異なります。
「ごとき」の類似表現
低い評価を表す「ごとき」の類似表現
彼のマークごとき、私で十分だ。
彼のマークなんか、私で十分だ。
彼のマークなんて、私で十分だ。
彼のマークなど、私で十分だ。
彼のマークくらい、私で十分だ。
のように、「ごとき ⇔ なんか ⇔ なんて ⇔ など ⇔ くらい」を置き換えても不自然ではないですね。
「話し手の評価が低い」という内容は同じですが、「ごとき」は、ほかの「なんか」「なんて」「など」「くらい」と比べて、日常的な文体では使われにくい古めかしい印象を与える表現です。
たとえを表す「ごとき」の類似表現
まるで、雪のごとき肌だ。
まるで、雪のような肌だ。
のように、「ごとき ⇔ ような」を置き換えても不自然ではないですね。
参考書籍
今回は、
✅ 「ごとき」の意味・使い方
✅ 「ごとき」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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