今回は、
✅ 「いかにも」の意味・使い方
✅ 「いかにも」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「いかにも」の意味・使い方
「いかにも」は、性質や内的状態が観察できることを強調する表現
彼は、まじめだ。
だと、「彼=まじめ」ということを話し手が確信しています。
彼は、まじめそうだ。
のように、「そうだ」がつくと、彼がまじめだということが観察した結果から想定していることがわかります。
彼は、いかにもまじめそうだ。
のように、「いかにも」がつくと、「そうだ」だけのときよりも状態が色濃く観察できることがわかります。
「そうだ」の内容を強調する表現が「いかにも」です。
「まじめそうだ」を修飾する副詞なので、実際の言語運用では見られることがあるものの
△ 彼は、いかにもまじめだ。
として用いると不自然になります。
どの料理も、いかにもおいしそうだ。
いかにも怪しそうな人が隠れていた。
のように、「観察した結果、話し手は●●だと認識している」という「そうだ」と共起しやすい表現です。
「いかにも」の類似表現
「いかにも」の類似表現は、「見るからに」「目に見えて」
彼は、いかにもまじめそうだ。
彼は、見るからにまじめそうだ。
彼は、目に見えてまじめそうだ。
のように、「いかにも ⇔ 見るからに ⇔ 目に見えて」を置き換えても不自然ではないですね。
「そうだ」は観察して想定できることを表しており、「いかにも」「見るからに」「目に見えて」はそれを強調する表現です。
そのため、実際の言語運用では見られるものの
× 彼は、見るからにまじめだ。
× 彼は、目に見えてまじめた。
として用いると不自然になります。
「見るからに」「目に見えて」も、「いかにも」と同じく
どの料理も、見るからにおいしそうだ。
どの料理も、目に見えておいしそうだ。
見るからに怪しそうな人が隠れていた。
目に見えて怪しそうな人が隠れていた。
のように、「観察した結果、話し手は●●だと認識している」という「そうだ」と共起しやすい表現です。
参考書籍
今回は、
✅ 「いかにも」の意味・使い方
✅ 「いかにも」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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