今回は、
✅ 「以来」の意味・使い方
✅ 「以来」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「以来」の意味・使い方
「以来」は、2つの事態の前後関係を示す表現
入学して以来、1度も学校を休んでいない。
- 入学する
- 1度も学校を休んでいない
という2つの事態があり、これらが「入学する→1度も学校を休んでいない」という順序で起きていることがわかります。
「以来」の接続
入学した。
1度も学校を休んでいない。
動詞「入学する」のテ形は、「入学して」ですね。
「以来」をあとにつけると、
入学して以来、1度も学校を休んでいない。
となります。
「入学する」は、する動詞でもあるので
入学以来、1度も学校を休んでいない。
のように語幹に接続することもできます。
「以来」の類似表現
「以来」の類似表現は、「から」「以降」
入学して以来、1度も学校を休んでいない。
入学してから、1度も学校を休んでいない。
入学して以降、1度も学校を休んでいない。
のように、「以来 ⇔ から ⇔ 以降」を置き換えても不自然ではないですね。
「から」「以降」の接続
○ 入学して以来、1度も学校を休んでいない。
○ 入学してから、1度も学校を休んでいない。
○ 入学して以降、1度も学校を休んでいない。
と
○ 入学以来、1度も学校を休んでいない。
○ 入学から、1度も学校を休んでいない。
○ 入学以降、1度も学校を休んでいない。
のどちらも自然です。
「以来」は、未来の内容に使えない
そのため、
○ 入学して以来、1度も学校を休んでいない。
○ 入学してから、1度も学校を休んでいない。
○ 入学して以降、1度も学校を休んでいない。
のように、「入学した」という過去から現在までを表す内容では「以来 ⇔ から ⇔ 以降」を置き換えても不自然ではないですが、
× このプロジェクトが完了して以来なら、長期休暇が取りやすい。
○ このプロジェクトが完了してからなら、長期休暇が取りやすい。
○ このプロジェクトが完了して以降なら、長期休暇が取りやすい。
のように、未来を表す内容の場合は、「以来」を用いることができません。
参考書籍
今回は、
✅ 「以来」の意味・使い方
✅ 「以来」の類似表現
について、解説してきました。
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を主に参考にしています。
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