「めく」「めいた」の用法【例文で学ぶ日本語文法】

2025年6月13日

今回は、
✅ 「めく」「めいた」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。

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例文で学ぶ日本語文法

「めく」「めいた」の意味・使い方

「めく」「めいた」は、そういう感じがはっきりすることを表す

「めく」「めいた」は、名詞や副詞などのあとについて、そういう感じがはっきりすることを表します。

すっかり春めいてきた。

では、「春になった」ということを明言しているわけではありません。
「春になった」という感じがはっきりとすることを表しています。

また、

上司に説教めいたことを言われて、落ち込んでいる。

では、「上司が説教してきた」ということを明言しているわけではありません。
「説教された」という感じがはっきりすることを表しています。

名詞を修飾するときは、

冗談めいた言葉ばかり言わないで。

のように、タ形の「めいた」が用いられます。

空が春めいてきて、コートがいらなくなった。
木々が色づき、すっかり秋めいてきた。
朝晩は冬めいて、冷え込みが強くなった。
その言葉には、どこか皮肉めいた響きがめいていた。
彼の態度が謎めいていて、本心が読めない。
夏めいた暑さが続き、早くもエアコンをつけた。
空気がどことなく春めいて、花粉も舞い始めた。
彼女の視線には恋めいた気配がめいていた。
その風景は幻想めいていて、現実とは思えなかった。
芸術めいた趣味を持っている彼女は魅力的だ。
彼の言葉には、どこか謎めいた響きがあった。
哲学めいた議論が深夜まで続いた。
怪しげな笑みを浮かべる、魔法めいた存在。
冗談めいた発言に場が和んだ。
春めいた日差しが、窓辺に差し込んでいた。
大人めいた口ぶりの子どもに驚いた。
真実めいた嘘が、一番人を惑わせる。
彼女は詩めいた言葉で感情を表現する。
その本には運命めいた偶然が綴られていた。
批判めいたことは言いたくないが、気になる。
冬めいてきた風に、季節の移ろいを感じる。