今回は、
✅ 「むやみに」「むやみな」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「むやみに」「むやみな」の意味・使い方
「むやみに」「むやみな」は、軽はずみであること・度を超していることを表す
知らない人に、個人情報をむやみに教えてはいけない。
傷ついている相手に、むやみなことは言うものではない。
では、その結果どのようなことが起きるかを考えずに、軽はずみな行動をしている様子が
他人に対して、むやみに強い口調を使うべきではない。
むやみに腹が減っている。
では、行動・状態が度を超している様子がわかりますね。
「むやみに」「むやみな」の品詞
基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
むやみだ | むやみ | -だろ | -で -に | -だっ-だ | -な | -なら | ○ |
知らない人に、個人情報をむやみに教えてはいけない。
であれば、あとに続くのが動詞「教える」なので、連用形の「むやみに」に
傷ついている相手に、むやみなことは言うものではない。
であれば、あとに続くのが名詞「こと」なので、連体形の「むやみな」になっています。
知らない人に、個人情報をむやみに教えてはいけない。
のように、「むやみに」だけを見ると、副詞であるのように感じるかもしれません。
動詞「教える」を修飾しており、副詞にも同じように、動詞などの用言を修飾する働きがあるからです。
ただし、副詞には活用も、名詞を修飾する働きもないため
傷ついている相手に、むやみなことは言うものではない。
のように、形を変えて名詞を修飾することはできません。
このことから、「むやみに」「むやみな」は、基本形が「むやみだ」である形容動詞(ナ形容詞)だと言えます。
強調すると、「むやみやたら」になる
知らない人に、個人情報をむやみに教えてはいけない。
↓
知らない人に、個人情報をむやみやたらに教えてはいけない。
傷ついている相手に、むやみなことは言うものではない。
↓
傷ついている相手に、むやみやたらなことは言うものではない。
参考書籍
今回は、
✅ 「によると」「によれば」の意味・使い方
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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