今回は、
✅ 「において」の意味・使い方
✅ 「において」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「において」の意味・使い方
「において」は、場所・領域を表す複合格助詞
入学式は、体育館において行われます。
入学式がどこで行われるかを「において」で表していますね。
この場合の「において」は、場所を表しています。
日本において1番高い山は、富士山です。
1番高いという事態が成立するのがどの範囲なのかを「において」で表していますね。
この場合の「において」は、領域を表しています。
「において」は、ひとまとまりで格助詞と同じように取り扱われる複合格助詞です。
場所・領域のいずれの用法であっても、通常の格助詞と同様に、名詞に接続します。
「において」の類似表現
場所を表す「において」の類似表現
入学式は、体育館において行われます。
入学式は、体育館で行われます。
のように、「において ⇔ で」を置き換えても不自然ではないですね。
格助詞「で」については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。
格助詞「に」にも場所の用法がありますが、
○ 入学式は、体育館において行われます。
○ 入学式は、体育館で行われます。
× 入学式は、体育館に行われます。
のように、「において」「で」と置き換えることはできません。
これは、「において」「で」が動きの場所を表すのに対して、「に」は
【存在の場所】
机の上に本がある。
【出現の場所】
道端に花が咲いた。
を表すからです。
格助詞「に」については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。
領域を表す「で」の類似表現
日本において1番高い山は、富士山です。
日本で1番高い山は、富士山です。
のように、「において ⇔ で」を置き換えても不自然ではないですね。
格助詞「で」については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。
格助詞「に」にも領域の用法がありますが、
○ 日本において1番高い山は、富士山です。
○ 日本で1番高い山は、富士山です。
× 日本に1番高い山は、富士山です。
のように、「において」「で」と置き換えることはできません。
これは、「において」「で」が評価の成り立つ領域を表すのに対して、「に」は
【認識の成り立つ領域】
私には、この問題が難しい。
を表すからです。
格助詞「に」については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。
参考書籍
今回は、
✅ 「において」の意味・使い方
✅ 「において」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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