今回は、
✅ 「にすぎない」の意味・使い方
✅ 「にすぎない」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「にすぎない」の意味・使い方
「にすぎない」は、限定の表現
【動詞述語】
彼は自分の意見を述べている。
↓
彼は自分の意見を述べているにすぎない。
【名詞述語】
それは事実ではなく、憶測だ。
↓
それは事実ではなく、憶測にすぎない。
どちらも「にすぎない」がつくことで、「~だけ」の限定の意味が加えられていますね。
「にすぎない」が付加できるのは、上の例文のような動詞述語・名詞述語だけです。
【形容詞(イ形容詞)述語】
空が美しい。
↓
× 空が美しいにすぎない。
【形容動詞(ナ形容詞)述語】
私には君が必要だ。
↓
× 私には君が必要にすぎない。
のように、形容詞(イ形容詞)・形容動詞(ナ形容詞)述語の文では用いることができません。
「にすぎない」の類似表現
「にすぎない」の類似表現は、「だけだ」「でしかない」
【動詞述語】
彼は自分の意見を述べているにすぎない。
彼は自分の意見を述べているだけだ。
のように、「にすぎない ⇔ だけだ」を置き換えても不自然ではないですね。
一方、
【動詞述語】
彼は自分の意見を述べているにすぎない。
× 彼は自分の意見を述べているでしかない。
のように、動詞述語では「にすぎない」を「でしかない」に置き換えると不自然です。
また、
【名詞述語】
それは事実ではなく、憶測にすぎない。
それは事実ではなく、憶測でしかない。
のように、「にすぎない ⇔ でしかない」を置き換えても不自然ではないですね。
一方、
【名詞述語】
それは事実ではなく、憶測にすぎない。
× それは事実ではなく、憶測だけだ。
のように、名詞述語では「にすぎない」を「だけだ」に置き換えると不自然です。
参考書籍
今回は、
✅ 「にすぎない」の意味・使い方
✅ 「にすぎない」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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