
今回は、
✅ 「指定文」とは?
✅ 「措定文」とは?
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
指定文とは?
指定文(していぶん)とは、
アメリカの首都は、ワシントンD.C.だ。
のように、
(名詞1)は、(名詞2)だ。
の形の文において、(名詞1)(名詞2)が同一のものを指す文のことです。
措定文とは?
措定文(そていぶん)とは、
アメリカは、人口が多い国だ。
のように、
(名詞1)は、(名詞2)だ。
の形の文において、(名詞2)が(名詞1)の性質を表す文のことです。
指定文と措定文の違い
指定文では、
アメリカの首都は、ワシントンD.C.だ。
のように、(名詞1)(名詞2)が同一のものを指しています。
そのため、
○ ワシントンD.C.は、アメリカンの首都だ。
のように、(名詞1)と(名詞2)を入れ替えて、
(名詞2)は、(名詞1)だ。
の文をつくることができます。
一方、措定文では、
アメリカは、人口が多い国だ。
のように、(名詞2)が(名詞1)の性質を表しています。
そのため、
× 人口が多い国は、アメリカだ。
のように、(名詞1)と(名詞2)を入れ替えて、
(名詞2)は、(名詞1)だ。
の文をつくることはできません。
富士山は、日本一高い山だ。
は、(名詞1)と(名詞2)が同一のものですね。
そのため、
○ 日本一高い山は、富士山だ。
のように、(名詞1)(名詞2)を入れ替えた文をつくることができます。
富士山は、日本一高い山だ。
は、指定文ですね。
これが
富士山は、高い山だ。
だと、どうでしょうか?
この場合は、(名詞1)と(名詞2)を入れ替えて
× 高い山は、富士山だ。
とすることはできないですね。
「日本一高い山」は富士山ですが、「高い山」は富士山以外にもあります。
そのため、
富士山は、高い山だ。
は、措定文であることがわかります。
参考書籍
今回は、
✅ 指定文とは?
✅ 措定文とは?
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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