今回は、
✅ 「となる」の意味・使い方
✅ 「となる」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「となる」の意味・使い方
「となる」は、自分の意志でなく決まったことを表す
Aさんをリーダーにした。
では、自分の意志で「Aさん=リーダー」を決定していますが、
Aさんがリーダーとなった。
では、自分の意志ではなく、他人が決めていたり、多数決の結果などで決まったことを表しています。
「となる」の「と」は、格助詞です。
着点(変化の結果)の用法でつかわれています。
水が溶けて、氷となった。
信号が変わって、赤となった。
「となる」の類似表現
「となる」の類似表現は、「になる」
Aさんがリーダーとなった。
Aさんがリーダーになった。
のように、「となる ⇔ になる」を置き換えても不自然ではないですね。
「になる」の「に」は、格助詞です。
着点(変化の結果)の用法で使われています。
水が溶けて、氷になった。
信号が変わって、赤になった。
「となる」の「と」と同じ用法なので、言い換えても同じ内容を表すことが可能です。
どちらかというと、「となる」の方が「になる」よりも書き言葉的で硬い表現だと言えます。
そのため、文章中では「となる」の方がよく見られる表現です。
また、「となる」よりも「になる」の方が、自然な変化を表します。
そのため、
○ 不摂生により、病気になった。
△ 不摂生により、病気となった。
○ いつの間にか時間がたち、夜の9時になっていた。
△ いつの間にか時間がたち、夜の9時となっていた。
○ 誕生日を迎えて、20歳になった。
△ 誕生日を迎えて、20歳となった。
のように、物事や時間の自然な変化を表す場合には、「になる」の方がなじむ表現です。
参考書籍
今回は、
✅ 「となる」の意味・使い方
✅ 「となる」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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