「ついでに」の用法・「がてら」とはどう違うの？【例文で学ぶ 日本語文法】

「ついでに」の意味・使い方

「ついでに」は、追加して事態が行われることを表す

「ついでに」は、従属節の事態が先に決定されており、主節の事態が追加して行われることを表します。

散歩するついでにコンビニに寄ろう。

従属節の事態「散歩する」が先に決定されており、主節の事態「コンビニに寄る」が追加して行われることがわかります。

通学のついでに辺りを散策してみる。

従属節の事態「通学」が先に決定されており、主節の事態「散策する」が追加して行われることがわかりますね。

このように、従属節の事態に追加して別の事態を行うときに用いられるのが「ついでに」です。

「ついでに」の接続

「ついでに」は、動詞の終止形（辞書形）・する動詞の語幹+「の」に接続します。

【動詞】
散歩するついでに、コンビニに寄ろう。
散歩したついでに、コンビニに寄った。

【する動詞の語幹】
散歩のついでに、コンビニに寄った。

「ついでに」の類似表現

「ついでに」の類似表現は、「がてら」

「ついでに」の類似表現に、「がてら」があります。

散歩するついでに、コンビニに寄ろう。
散歩しがてら、コンビニに寄ろう。

のように、どちらも従属節の事態に追加して主節の事態が行われることを表しています。

「がてら」の方が、やや古めかしい表現です。

「がてら」の接続

「がてら」は、動詞の連用形（マス形の語幹）・する動詞の語幹に接続します。

朝に散歩する。
コンビニに寄ろう。

動詞「散歩する」の連用形（マス形の語幹）は、「散歩し」ですね。
「がてら」を接続すると、

朝に散歩しがてら、コンビニに寄ろう。

となります。

「散歩する」は、する動詞でもあるので

朝に散歩がてら、コンビニに寄ろう。

のように、語幹に接続することもできますね。

参考書籍

今回は、
✅ 「ついでに」の意味・使い方
✅ 「ついでに」の類似表現
について、解説してきました。

を主に参考にしています。

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