今回は、
✅ 「を通じて」「を通して」の意味・使い方
✅ 「を通じて」「を通して」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「を通じて」「を通して」の意味・使い方
「を通じて」「を通して」は、経過域を表す
担当者を通じて、当社の意向を伝えた。
担当者を通して、当社の意向を伝えた。
いずれも、担当者を経由して当社の意向を伝えるという行為を行っていますね。
このように、空間などを表す事態において、通過する範囲や経過するひとまとまりのことを経過域と言います。
「を通じて」「を通して」は、経過域を表す複合格助詞です。
両者に意味の違いはなく、通常の格助詞と同様に、名詞に直接接続します。
トンネルを抜けた。
鳥が窓から入ってきた。
エージェントを通じて、選考を辞退した。
エージェントを通じて、選考を辞退した。
経由する対象は、
担当者を通じて、当社の意向を伝えた。
担当者を通して、当社の意向を伝えた。
のように、能動的に動くもののほか、
蚊を通じて、感染症が広がっていった。
蚊を通して、感染症が広がっていった。
のように、経由するだけのものの場合もあります。
「を通じて」「を通して」の類似表現
「を通じて」「を通して」の類似表現は、「を介して」
担当者を通じて、当社の意向を伝えた。
担当者を通して、当社の意向を伝えた。
担当者を介して、当社の意向を伝えた。
蚊を通じて、感染症が広がっていった。
蚊を通して、感染症が広がっていった。
蚊を介して、感染症が広がっていった。
のように、「を通じて ⇔ を通して ⇔ を介して」を置き換えても不自然ではないですね。
いずれも、何かを経由して行為を行ったり、出来事が発生したりすることを表しています。
参考書籍
今回は、
✅ 「を通じて」「を通して」の意味・使い方
✅ 「を通じて」「を通して」の類似表現
について、解説してきました。
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