五段活用とは？例と活用表を一覧でわかりやすく解説！【例文で学ぶ日本語文法】

2025年1月7日

今回は、
✅ 五段活用とは？
✅ 五段活用の動詞
について、一緒に勉強していきましょう。

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例文で学ぶ日本語文法

五段活用とは？

五段活用は、動詞の活用の種類の1つ

「五段活用」は、動詞の活用の種類の1つで、五十音の五つの段に活用します。

貸す

未然形	貸さ-ない貸そ-う
連用形	貸し-て
終止形	貸す
連体形	貸す-とき
仮定形	貸せ-ば
命令形	貸せ

学校教育では、

△　「ない」が後続するのが未然形

と習うことが多いのですが、

○　推量・意志の助動詞「う」が後続するのも未然形

なので、注意しましょう。

未然形・連用形などのそれぞれの活用形については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。

語幹と活用語尾

活用する自立語で、用いられ方によって形の変わらない部分を「活用語尾」・常に形が変わらない部分を「語幹」と言います。

貸す

であれば、

未然形	貸さ-ない貸そ-う
連用形	貸し-て
終止形	貸す
連体形	貸す-とき
仮定形	貸せ-ば
命令形	貸せ

の青線部分が活用語尾で、

未然形	貸さ-ない貸そ-う
連用形	貸し-て
終止形	貸す
連体形	貸す-とき
仮定形	貸せ-ば
命令形	貸せ

の赤線部分が語幹です。

動詞の音便形

五段活用の動詞は、連用形にしたときに、発音しやすいように音便形が現れることがあります。

書く

は、

書かない

のように、カ行・五段活用の動詞です。

「て」が後続する連用形では、そのままルールを当てはめると

×　書きて

となりますが、これでは発音しづらいため、

○　書いて

のように、音が変わります。
この形を「音便形」と言います。

動詞の音便形は、どの音に変わるかによって、

書いて

のように、「い」に変わるものがイ音便

読んで

のように、「ん」に変わるものが撥音便

買って

のように、「っ」に変わるものが促音便です。

音便については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。

五段活用の動詞の例

カ行　五段活用の動詞

書く

未然形	書か-ない書こ–う
連用形	書い-て ※
終止形	書く
連体形	書く-とき
仮定形	書け-ば
命令形	書け

※ 連用形に、イ音便が現れます。

ガ行　五段活用の動詞

泳ぐ

未然形	泳が-ない泳ご–う
連用形	泳い-で ※
終止形	泳ぐ
連体形	泳ぐ-とき
仮定形	泳げ-ば
命令形	泳げ

※ 連用形に、イ音便が現れます。

サ行　五段活用の動詞

貸す

未然形	貸さ-ない貸そ-う
連用形	貸し-て
終止形	貸す
連体形	貸す-とき
仮定形	貸せ-ば
命令形	貸せ

タ行　五段活用の動詞

待つ

未然形	待た-ない待と-う
連用形	待っ-て ※
終止形	待つ
連体形	待つ-とき
仮定形	待て-ば
命令形	待て

※ 連用形に、促音便が現れます。

ナ行　五段活用の動詞

死ぬ

未然形	死な-ない死の-う
連用形	死ん-で ※
終止形	死ぬ
連体形	死ぬ-とき
仮定形	死ね-ば
命令形	死ね

※ 連用形に、撥音便が現れます。

バ行　五段活用の動詞

学ぶ

未然形	学ば-ない学ぼ-う
連用形	学ん-で ※
終止形	学ぶ
連体形	学ぶ-とき
仮定形	学べ-ば
命令形	学べ

※ 連用形に、撥音便が現れます。

マ行　五段活用の動詞

読む

未然形	読ま-ない読も-う
連用形	読ん-で ※
終止形	読む
連体形	読む-とき
仮定形	読め-ば
命令形	読め

※ 連用形に、撥音便が現れます。

ラ行　五段活用の動詞

送る

未然形	送ら-ない送ろ-う
連用形	送っ-て ※
終止形	送る
連体形	送る-とき
仮定形	送れ-ば
命令形	送れ

※ 連用形に、促音便が現れます。

ワ行　五段活用の動詞

買う

未然形	買わ-ない買お-う
連用形	買っ–て ※
終止形	買う
連体形	買う-とき
仮定形	買え-ば
命令形	買え