上一段活用とは？例と活用表を一覧でわかりやすく解説！【例文で学ぶ 日本語文法】

上一段活用とは？

上一段活用は、動詞の活用の種類の1つ

「上一段活用」は、動詞の活用の種類の1つで、活用語尾がイ段に活用します。

起きる

未然形	起き-ない 起き-よう
連用形	起き-て
終止形	起きる
連体形	起きる-とき
仮定形	起きれ-ば
命令形	起きろ 起きよ

学校教育では、

△　「ない」が後続するのが未然形

と習うことが多いのですが、

○　推量・意志の助動詞「よう」が後続するのも未然形

です。

また、命令形が「ろ」「よ」の2種類ある点も注意しておきましょう。

未然形・連用形などのそれぞれの活用形については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。

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語幹と活用語尾

活用する自立語で、用いられ方によって形の変わらない部分を「活用語尾」・常に形が変わらない部分を「語幹」と言います。

起きる

であれば、

未然形	起き-ない 起き-よう
連用形	起き-て
終止形	起きる
連体形	起きる-とき
仮定形	起きれ-ば
命令形	起きろ 起きよ

の青線部分が活用語尾で、

未然形	起き-ない 起き-よう
連用形	起き-て
終止形	起きる
連体形	起きる-とき
仮定形	起きれ-ば
命令形	起きろ 起きよ

の赤線部分が語幹です。

ただし、2拍の動詞では、語幹と活用語尾を見分けることはできません。

見る

未然形	見-ない 見-よう
連用形	見-て
終止形	見る
連体形	見る-とき
仮定形	見れ-ば
命令形	見ろ 見よ

着る

未然形	着-ない 着-よう
連用形	着-て
終止形	着る
連体形	着る-とき
仮定形	着れ-ば
命令形	着ろ 着よ

上一段活用の動詞の例

ア行　上一段活用の動詞

報いる

未然形	報い-ない 報い-よう
連用形	報い-て
終止形	報いる
連体形	報いる-とき
仮定形	報いれ-ば
命令形	報いろ 報いよ

カ行　上一段活用の動詞

起きる

未然形	起き-ない 起き-よう
連用形	起き-て
終止形	起きる
連体形	起きる-とき
仮定形	起きれ-ば
命令形	起きろ 起きよ

着る

未然形	着-ない 着-よう
連用形	着-て
終止形	着る
連体形	着る-とき
仮定形	着れ-ば
命令形	着ろ 着よ

ガ行　上一段活用の動詞

過ぎる

未然形	過ぎ-ない 過ぎ-よう
連用形	過ぎ-て
終止形	過ぎる
連体形	過ぎる-とき
仮定形	過ぎれ-ば
命令形	過ぎろ 過ぎよ

ザ行　上一段活用の動詞

感じる

未然形	感じ-ない 感じ-よう
連用形	感じ-て
終止形	感じる
連体形	感じる-とき
仮定形	感じれ-ば
命令形	感じろ 感じよ

ラ行　上一段活用の動詞

借りる

未然形	借り-ない 借り–よう
連用形	借り-て
終止形	借りる
連体形	借りる-とき
仮定形	借りれ-ば
命令形	借りろ 借りよ

最後に

今回は、
✅ 上一段活用とは？
✅ 上一段活用の動詞の例
について、解説してきました。

を主に参考にしています。

さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。

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