格助詞「で」(デ格)について、大枠の用法での仲間外れはどれかを問題で確認していきましょう。
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【復習】格助詞「で」(デ格)の用法
\ 「あれ…?イマイチわからない…」となったら/
用法の大枠を確認する練習問題
選択問題
【 】内に示した観点から見て、下線部の性質が他と異なるものを選びましょう。
【「で」の用法】
1 AさんとBさんで成果を報告した。
2 その仕事、うちの部署で巻き取りますよ。
3 弊社内で、十分に検討したのですが…
4 視察でフィレンツェに行った。
5 この荷物、君のところで預かってくれる?
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1 AさんとBさんで成果を報告した。
2 その仕事、うちの部署で巻き取りますよ。
3 弊社内で、十分に検討したのですが…
4 視察でフィレンツェに行った。
5 この荷物、君のところで預かってくれる?
3のみ、格助詞「で」の目的の用法です。
そのほかは、主体の用法ですね。
選択肢1の解説
AさんとBさんで成果を報告した。
デ格名詞句「AさんとBさん」は、述語で使われている動詞「報告する」の主体を表しています。
より具体的にするのであれば、動きの主体です。
選択肢2の解説
その仕事、うちの部署で巻き取りますよ。
デ格名詞「部署」は、述語で使われている動詞「巻き取る」の主体を表しています。
より具体的にするのであれば、動きの主体です。
選択肢3の解説
弊社内で、十分に検討したのですが…
デ格名詞「弊社内」は、述語で使われている動詞「検討する」の主体を表しています。
より具体的にするのであれば、動きの主体です。
選択肢4の解説
視察でフィレンツェに行った。
デ格名詞「視察」は、述語で使われている動詞「行く」の目的を表しています。
より具体的にするのであれば、動作の目的です。
選択肢5の解説
この荷物、君のところで預かってくれる?
デ格名詞「(君の)ところ」は、述語で使われている動詞「預かる」の主体を表しています。
より具体的にするのであれば、動きの主体です。
最後に
今回は、
- 格助詞「で」(デ格)の用法
について、
- 大枠での用法を見分ける
ための練習問題に取り組んできました。
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