この記事では、
「参考になった!」
「モチベーションが上がった!」
という内容は、一切登場しません。
「それでも良いよ!」
という方は、少しだけお付き合いください。
むきえびの自己紹介
はじめましての方も、そうでない方も
身バレ防止のために「むきえび」という名前で「日本語教育ナビ」を運営しています。
よく「文章から女性だと思っていました」とお声をいただくことがあるのですが、アラフォーに片足を突っ込んだ2児の父親です。
また、出身は愛知県のはずれなのですが、「あ、名古屋出身なんだ~」と言われると「そうなんですよ~」と返しています。
最近は、子どもの影響で世界のカブトムシ・クワガタに詳しくなってきました。
一押しは、メンガタオオカブトです。
苦手な方もいると思うので写真は載せませんが、カッコカワイイので、興味のある方はぜひ画像検索してみてください。
人生のミッション
いきなり何を…?となるかもしれませんが、後述する内容につながっていくので、ここから始めさせてください。
「ミッション」とは、目指していく方向のことです。
「人生のミッション」であれば、生涯をかけて進んでいく方向を表しています。
「ミッション」は、世界中の様々な企業でも設定されています。
例えば…
Googleのミッションは、
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする
です。
代表例は、検索エンジンですね。
内容が薄いサイトだとドンドン表示順位が下がっていくことから、ユーザ視点でアップデートされていっていることがわかります。
国内企業だと、メルカリのミッションは、
あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる
です。
限りある資源を循環させることで、世界中の個人と個人をつなげていることから、具体的なイメージができるのではないでしょうか?
私の「人生のミッション」は、企業が設定するような立派なものではないのですが…
自身と自身のまわりの人たちが、幸せになれる考え方・行動をする
としています。
影響範囲は、「自身」と「自身のまわりの人たち」
「世界を変える!」「業界を変えてやる!」と言えないところに、私のスケールの小ささが表れています。
さらにスケールが小さいことを白状すると、結婚するまでの「人生のミッション」は、主語が「自身」のみでした。
結婚して守るべき存在ができ、仕事も自分1人では完結できないところまで責任範囲が広がったことから、「自身のまわりの人たち」まで主語を拡大することができたのだと思います。
「幸せ」の基準は、人によって違う
これは、「~してあげたのに…」とならないための自戒です。
「人によって」、また「そのときの状況によって」幸せを感じる内容はちがいます。
私個人ができることなんて微々たるものなのですが、それでも関わる人たちにとっての「あのとき、~してくれて良かった」を積み上げていけるようにすることを日々意識しています。
「ミッション」を設定しておくことによって、日々の行動にブレが少なくなります。
価値観・判断基準を明文化しているので、迷ったときの指針になるからです。
ちなみに、小学生になった長男の「ミッション」は、「カッコイイ行動をする」です。
「1年生なのに、2年生の漢字も読めたらカッコイイ!」「言われる前に片付けができたらカッコイイ!」と有言実行していく姿から、「父親としてカッコワルイ姿を見せられない…」と意識することができています。
…と長々書いてきましたが、
自分自身とまわりの人たちくらいには、良い影響を与える人でありたい
と考えて生きているのが「むきえびの中の人」と認識してもらえれば大丈夫です。
「むきえび」命名の由来
これ、よく聞かれます。
サイトを始めたころは「なんとなくなんですよ~」とお茶を濁す回答をしてきたのですが、
奥さんの1番好きな食べものが「えび」だから
が本当の由来です。
「えび」だと呼びにくいので、語呂が良くなるように「むきえび」にしました。
私が大切にしている「まわりの人たち」には、もちろん奥さんも含まれています。
アイコンをつくるときに自身の「ミッション」が含まれたものにしたかったので、
1番好きな人の・1番好きな食べもの
を想定して、「むきえび」が誕生しました。
なんとなく恥ずかしくてごまかして回答してしまっていた方々、ごめんなさい。
大学では、日本語学を専攻
出身は愛知県ですが、大学は別の県に行きました。
理由は、1人暮らしをしたかったからです。
一方の学部選びは、当初からブレずに言語学関連でした。
まわりが「就職や公務員試験を考えて…」と考えている中、「もっと言葉を深く学びたい!」という興味だけで選択しています。
「日本語教師」の存在を知ったのは、就職を意識した大学3年生になってからです。
恥ずかしながら、ゼミ選択で「日本語学」を選んだときには、まだ知りませんでした。
「働きたくないなぁ…」「せめて、好きなことを仕事にできたらなぁ…」という思考状態で「日本語教師」の存在を知った若き日の私は、一気に「日本語教育」に興味を持っていかれることになります。
勢いのまま、その年の日本語教育能力検定試験を受験し、無事に一発合格することができました。
私は、
受験を思い立ったのが、出願〆切りの1週間前
勉強を開始したのが、大学の前期試験が終わった8月中旬から
という「やらかした受験生」だったので完全独学でしたが、きちんと準備した同じゼミの子はアルク社の通信教育を受講していました。
テキストを一通り見せてもらったことがあるのですが、かなり良い内容だったので、また別の記事でごご紹介しようと思います。
今思えば、大学で学んだ下地あってこそのパワープレイですね。。
合格後に改めて勉強し直したので、決して模範的な受験ではなかったです。
「そんな中、なぜ過去問解説サイトをつくろうと思ったのか…?」については、サイトの自己紹介のパートでお伝えしていきます。
言語学との出会いは、宗田理さんの本から
宗田理さんの「ぼくらシリーズ」をご存じでしょうか?
[amazon asin=”4046310030″ kw=”ぼくらの七日間戦争”]
最近は、表紙がライトノベル風になってしまって手に取りづらくなってしまったのですが、中学生のころにドはまりして 全巻新品で持っていました。
シリーズの中で主人公が大学で言語学を学んでおり、そこを読んだときにビビッと身体に電撃が走ったことを覚えています。
「同じように、大学で言語学を学ぼう!」と考え、そこからブレずに大学受験まで突き進みました。
推し言語学者は、川原繁人先生
今でこそ、「口腔断面図などの音声周りの解説がわかりやすい!」とのお声をいただくことが増えてきたのですが、学生時代は音声学はそこまでお気に入りの分野ではありませんでした。
成績も、秀・優・良・可・不可の五段階で「良」という何とも言えない結果です。
言い訳をすると、当時は「なんだか身近なテーマな気がしないなぁ~」という印象だったんですよね……本も堅めのものが多いですし……。
ただ、「突き詰めていけば面白くなっていくのでは…?」という予感はしていたので、自分なりに勉強は続けていました。
日本語教育能力検定試験でも強力な得点源になってくれており、「そこまで好きではないが、苦手ではない」という微妙な距離感が、川原先生の著書と出会う前の私と音声学の関係です。
そんなスレた関係から推し分野へと格上げしてくれたのは、↓の本です。
[amazon asin=”425501275X” kw=”音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む 〜プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで〜”]
「あれ…?割と最近まで、そこまで音声学好きじゃなかったのかな…?」と気づいてしまった方は、そっと心の中に仕舞っておいてください。
そんな凝り固まった私の心を解き放つくらい、この本は面白いです。
執筆時点での最新刊である↓も、スルスル入ってくるので読みやすく感じる方が多いのではないかと思います。
[amazon asin=”4799329758″ kw=”なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に本気で答える”]
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
直近のキャリアは、IT企業での営業マネージャー
直近では、大きめのIT企業で営業部門のマネージャーをしていました。
お客様の要望をパっと言語化すること以外は、ここまで熱く(?)語ってきた言語学の知識は使っていません。
ただ、神様の才能の割り振りが
日本語教師 < 営業
だったらしく、思いのほか活躍することができました。
営業…
管理職…
と聞くと「うわぁ…きつそう…」というイメージかもしれませんが、
お客様に直接関わることで、根源的なニーズを探ることができる
マネジメントに携わることで、自身にとっても働きやすい職場にすることができる
仕事は仕事で楽しいのですが、休みの日まで仕事のことばかり考えていたり、残業続きで自分の時間が取れなかったりすると、プライベートはどんどん疎かになってきます。
「やってはいけない」とわかっていても、ついつい給与の時給換算…やってしまいますよね?
私は、チームのメンバーに対して「私が提供できる最たるものは、生産性」だと伝えてきました。
生産性は、給与の場合
もらえる給与 / かかった時間
で表されます。
これを最大化させるためには、「給与を増やす」「かかる時間を減らす」の2つのアプローチが考えられます。
わかりやすいのは、「かかる時間を減らす」ことですね。
それまで月平均30時間程度だった拠点の残業時間を平均8時間にまで削減し、有給取得率もほぼ100%まで上げることができました。
ただし、「最大化」という観点では「給与を増やす」方が効果的です。
「勤め人」が給与を増やすためには、「出世」ですね。
これは上が詰まってしまっているとどうにもならないので、自分自身が早く上に行き、部署とポジションを増やしていく立場にならなければなりません。
仕事内容は日本語教師とはかけ離れたものですが、「人生のミッションに即した仕事」としてはかなり近しい働き方ができたのでないかと思います。
何ごとも、チャレンジと経験ですね。
日本語教育ナビの自己紹介
サイトを作ったきっかけ
かなり自分語りが長くなってしまったのですが、ここからは「日本語教育ナビ」についてです。
私が日本語教育能力検定試験を受験・合格したのは、大学3年生のときです。
当時はまだ赤本も発売されておらず、対策をするとすれば、420時間+αで試験対策の講座を受講するか、通信教育で学ぶか…くらいしか選択肢がありませんでした。
…という時代背景があったため、「学部で学んだ知識を使って、試験に一発合格!」という実績は、大学側にとってプラスだったのだと思います。
卒業後も、担当教官からの紹介で試験合格を目指す後輩から相談の連絡をもらうことが多くありました。
その中で特に多かったのは、
過去問を解く上で、誤答の選択肢が「どの部分が・なぜ間違いなのか」を知りたい
というものです。
寄せられた相談内容によると、解説を載せた個人ブログはいくつか見つかるものの、解き方が再現性のないものであったり、言語学を学んだ身からすると「ん?」となることがあるとのことでした。
「個別で質問に回答するのも煩雑になってきたから、サイト化しようか…」という思いはあったので、この時点で市場調査を行っています。
その結果、相談の内容ほど極端な状況ではないですが、参入余地は十分あると判断しました。
…という背景があったので、「日本語教育ナビ」の初期コンセプトは
日本語教育能力検定試験の過去問を解く際に、補助的に使えるサイト
です。
その際の条件として、
① 大学や養成講座で学んだ人からしても、違和感のない解説であること
② 他の年度でも使えるような「再現性」のある解法であること
③ 端的に、誰でもわかりやすい表現であること
を掲げてスタートしています。
「え…?受験時に過去問やっていなかったの?」
今でこそ、「日本語教育能力検定試験 過去問」で検索すると、調子の良い日はamazonよりも上位表示される「日本語教育ナビ」ですが、私自身は受験時に過去問は一切取り組んでいません。
使ったのは、
・ 合格するための本
・ 大学の図書館にあった用語集
のみです。
(受験当時、まだ赤本は発売されていません。)
これは、日本語学を専攻するピチピチの大学生で、学習開始時点で言語一般分野(現:言語分野)で満点を取ることができた状態であったことによるイレギュラーケースなので、決して真似をしないようにしてください。
きちんと「試験当日も」「試験後も」使える知識にするためには、実際の試験と同じレベル(=過去問)での勉強が必要なのは言うまでもありません。
サイトのコンセプトには、そういった過去問を取り組まずに受験したことへの自戒も込めています。
また、
ということをSNSでたびたび発信している通り、サイトはあくまで補助的なものとして作成しています。
過去問の解説はサイト内で完結できるようにしていますが、「全体知識を身につけるには、420時間の講座や大学の講義の方が良い」というのが私の考え方です。
これは初期から変わらないビリーフ(←試験に出ます)なので、「日本語教育能力検定試験 独学」のキーワードでは上位表示されていない…はず。
これは、独学を否定するものではありません。
私も今の状況で講座受講するのはしんどいので、時間・金銭面で講座が選択肢にできない場合があることも十分理解しています。
とはいえ、体系化されたものを専門知識のある方から学ぶことで、独学よりも「学ぶ時間をショートカットできる」「知識を整理して蓄積しやすい」といったメリットがあるのもイメージがつきやすいのではないでしょうか?
「420時間講座や大学の講義では、どのようなことを学ぶことができるの?」については、これまで関わってきた方々からいただいている情報もあるので、別の機会に記事にしたいと思います。
サイトの現状
そんなこんなで「日本語教育ナビ」を立ち上げたのは、令和3年(2021年)の夏ごろです。
アクセスは右肩上がりで、今では日本語教育能力検定試験の受験者をはるかに超える人数に利用されるところまでは到達できました。
検索で上位表示されることからも、滞在時間の長い(=きちんと使われている)サイトになってきているのではないかと思います。
掲載するコンテンツも、従来の
だけでなく、
にも拡大を続けています。
今後の展望と野望
「みなさんに使ってもらえるサイト」という最低条件はクリアすることができました。
ただし、使ってもらえるだけでは意味がありません。
「使ってもらった方にプラスな影響を与える」ところまでいってはじめて、サイトの目的を果たしたと言えます。
検索で上位表示させるための「魅せページ」は一切作っていないので、すべてのページが全力投球です。
ぜひ、隅々まで使い倒してみてください。
なぜ、今さら自己紹介を…?
私の人となりを知ってもらうため
執筆時点で、サイトを立ち上げてちょうど丸2年です。
初期の初期は、大学の後輩たちのためだったので、サイトを作って終わり…も頭の片隅にあったのですが、ご利用いただく方々に支えられて、ここまで続けることができました。
ただ、LINEやX(←まだ違和感があります)等のSNSでつながりがある方以外は、「むきえびのアイコンしか知らない」という場合が大半だと思います。
この記事は、そんな方々に私の人となりを知ってもらうために作成しました。
サイトを安心して使ってもらうため
「日本語教育ナビ」は、執筆時点では私1人の運営です。
そのため、私のビリーフが色濃くサイトに反映されています。
サイトのコンセプトがわかったので、安心して利用できる
と感じていただける部分はありましたか…?
過去問解説では端的な表現を心掛けているのですが、内心は熱い想いを胸に記事作成をしています。
ぜひ、「日本語教育ナビ」が皆さんの自己実現の一助になれば、幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。