格助詞「を」(ヲ格)について、大枠の用法での仲間外れはどれかを問題で確認していきましょう。
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【復習】格助詞「を」(ヲ格)の用法
\ 「あれ…?イマイチわからない…」となったら/
用法の大枠を確認する練習問題
選択問題
【 】内に示した観点から見て、下線部の性質が他と異なるものを選びましょう。
【「を」の用法】
1 Aさんの家の近くを通る。
2 職場を出てから、忘れ物に気づいた。
3 川の浅瀬を歩いた。
4 ディフェンスの脇をすり抜けていった。
5 学校の周りを走った。
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1 Aさんの家の近くを通る。
2 職場を出てから、忘れ物に気づいた。
3 川の浅瀬を歩いた。
4 ディフェンスの脇をすり抜けていった。
5 学校の周りを走った。
2のみ、格助詞「を」の起点の用法です。
そのほかは、経過域の用法ですね。
選択肢1の解説
Aさんの家の近くを通る。
ヲ格名詞「近く」は、述語で使われている動詞「通る」の空間的な経過域を表しています。
選択肢2の解説
職場を出てから、忘れ物に気づいた。
ヲ格名詞「職場」は、述語で使われている動詞「出る」の移動の起点を表しています。
選択肢3の解説
川の浅瀬を歩いた。
ヲ格名詞「浅瀬」は、述語で使われている動詞「歩く」の空間的な経過域を表しています。
選択肢4の解説
ディフェンスの脇をすり抜けていった。
ヲ格名詞「脇」は、述語で使われている動詞「すり抜ける」の空間的な経過域を表しています。
選択肢5の解説
学校の周りを走った。
ヲ格名詞「周り」は、述語で使われている動詞「走る」の空間的な経過域を表しています。
最後に
今回は、
- 格助詞「を」(ヲ格)の用法
について、
- 大枠での用法を見分ける
ための練習問題に取り組んできました。
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