格助詞「で」(デ格)について、大枠の用法での仲間外れはどれかを問題で確認していきましょう。
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【復習】格助詞「で」(デ格)の用法
\ 「あれ…?イマイチわからない…」となったら/
用法の大枠を確認する練習問題
選択問題
【 】内に示した観点から見て、下線部の性質が他と異なるものを選びましょう。
【「で」の用法】
1 人体の3分の1は、水でできている。
2 心が幸せな気持ちで満たされていた。
3 車が猛スピードで突っ込んできた。
4 襟元が食べこぼしで汚れてしまった。
5 手で雑巾を絞る。
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1 人体の3分の1は、水でできている。
2 心が幸せな気持ちで満たされていた。
3 車が猛スピードで突っ込んできた。
4 襟元が食べこぼしで汚れてしまった。
5 手で雑巾を絞る。
3のみ、格助詞「で」の様態の用法です。
そのほかは、手段の用法ですね。
選択肢1の解説
人体の3分の1は、水でできている。
デ格名詞「水」は、述語で使われている動詞「できる」の手段を表しています。
より具体的にするのであれば、構成要素です。
選択肢2の解説
心が幸せな気持ちで満たされていた。
デ格名詞「気持ち」は、述語で使われている動詞「満たす」の手段を表しています。
より具体的にするのであれば、内容物です。
選択肢3の解説
車が猛スピードで突っ込んできた。
デ格名詞「猛スピード」は、述語で使われている動詞「突っ込む」の様態を表しています。
より具体的にするのであれば、動きの様態です。
選択肢4の解説
襟元が食べこぼしで汚れてしまった。
デ格名詞「食べこぼし」は、述語で使われている動詞「汚れる」の手段を表しています。
より具体的にするのであれば、付着物です。
選択肢5の解説
手で雑巾を絞る。
デ格名詞「手」は、述語で使われている動詞「絞る」の手段を表しています。
より具体的にするのであれば、道具です。
最後に
今回は、
- 格助詞「で」(デ格)の用法
について、
- 大枠での用法を見分ける
ための練習問題に取り組んできました。
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