
今回は、
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『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?』
をご紹介します。
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おススメの書籍・アイテム
どんな本なの?


著者は、川原繁人先生
Youtubeの「ゆる言語学ラジオ」に出演されているのを見た方もいるのではないでしょうか?
この本以外にも、




のような身近なものをテーマにして、試験勉強では苦手意識がある方が多い音声学を楽しく学ぶことができる本を多く書かれています。
ポケモンの名前で学ぶ「音象徴」
ポケモンの名前をまったく知らなかったとして、
の2体で、
- グラードン
- ピィ
がそれぞれどちらなのかを聞いてみると、おそらくほとんどの方が、左が「ピィ」・右が「グラードン」だと答えられるのではないでしょうか?
濁点がついている方が、なんだか強そうですよね。
同じように
- トサキント
- アズマオウ
のどちらが進化前で、どちらが進化後なのかだと、「トサキント→アズマオウ」の順だと想像する方が多いのではないでしょうか?
この「濁音=大きい=進化したポケモン」という連想は、日本人のものだけでなく、英語やポルトガルを母語とする人にも共通する感覚であることが判明してきているそうです。
子どもと一緒に、ポケモンの名前から印象を考えてみるのも、面白そうですね。
プリキュアの名前で学ぶ「発音のしやすさ」
フレッシュプリキュアで登場するのは、
キュアピーチ
キュアベリー
キュアパイン
キュアパッション
です。
いずれも
[p] 無声両唇破裂音
[b] 有声両唇破裂音
のように、両唇音ですね。
また、魔法使いプリキュアで登場するのは、
キュアミラクル
キュアフェリーチェ
キュアマジカル
です。
[m] 有声両唇鼻音
のように、上唇と下唇がくっつく音や
[Φ] 無声両唇摩擦音
のように、上唇と下唇が近づく音ですね。
これらは、視聴者である小さな子どもたちが発音しやすいように意識して設定されていそうですね。
例外や、敵側のネーミングがどうなっているのかを考えてみるもの面白そうです。
最後に


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