
今回は、
くろしお出版
『日本語教育のための文法コロケーションハンドブック』
をご紹介します。
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おススメの書籍・アイテム
どんな本なの?
コロケーションとは?
例えば、
あいだ(間)
であれば、
【接続】
動詞の辞書形[普]
【表現】
~スルあいだ
のような辞書的な意味に加えて、前にくる動詞は
順位 | 動詞 | 出現数 | % |
1 | する(している) | 329 | 7.97% |
2 | いる(いない) | 321 | 7.78% |
3 | 知る(知らない) | 229 | 5.55% |
4 | 待つ(待っている) | 208 | 5.04% |
5 | 寝る(寝ている) | 133 | 3.22% |
の順に多く登場する…というコロケーションを調べることができます。
掲載されている各項目は、


から選定され、その項目について、「現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)」を検索して、よく一緒に使われるものが一覧化されています。
この本の活用法
大前提として、掲載項目の選定が


からなので、初級レベルの授業準備が想定されています。
ありがちなのが「新出の文法項目について、既出の語を使って例文を作る」ことであり、これはこれで大切なことなのですが、これだけでは例文の数が足りなかったり、実際に学習者が目にする文を紹介できなかったりすることもありますよね…。
このハンドブックを活用することで、該当項目を見れば、どんな事一緒に使われることが多いのかが、一覧でわかります。
また、
仕事をしている間、家にはペットの犬しかいない。
仕事をしている間に、9時を過ぎていた。
のように各項目を使った例文も掲載されているので、それがヒントになり、ゼロから例文を考える手間を減らすことも期待できます。
1つ1つを読み込むというよりも、新出文型を取り扱うときに調べるのに使い、適切な例文を提示するのに活用するのが良さそうですね (^^)
最後に
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