
今回は、
角川コミックス・エース
『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』
をご紹介します。
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どんマンガなの?
師事する教授から引き継ぎ、異世界での「ワーウルフ」の集落での現地調査に向かうところから物語が始まります。
ゼロからのコミュニケーションにあたり、
という実際に言語学者がフィールド調査するときのやり取りをしており、驚きや失敗を繰り返しながら、徐々にコミュニケーションができるようになっていくのが面白いです。
それぞれの種族において、
【人間】
息を吸って出す音や「グルル…」のような唸り声が苦手
【ワーウルフ】
[p][m]のような唇を閉じて出す音が苦手
【リザードマン】
息を吸って出す音や唇を閉じて出す音が苦手
のように、発生しづらい音の解説があったり、それの代用として
【人間】
裏声ときしみ声
【リザードマン】
のど元を膨らませる音・歯の間を通す音
のように、どのような発声を使用するかが描かれています。
どこでも通じる公用語がないため、種族間で代用の発音や語を交えた混合言語が使われている世界観です。
また、言語だけでなく、
- なぜ、このような慣習があるのか?
- この道具は、どのような目的で・どのように使われているのか?
- どのような食べ物が好まれるのか?
などにも触れられているので、言語学視点だけでなく、比較文化や文化人類学の観点からも楽しく読むことができます。
執筆時点で、最新6巻まで出ています。
稀に、電子書籍版が「これ、本当に大丈夫…?」という割引率になるので、気になる方はタイミングを狙ってみてください。












最後に


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