
今回は、
日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ
の中でも苦手としている方の多い
問題3 口腔断面図
の練習問題です。
丸暗記するよりも、問題で練習した方が知識が定着しやすくなります。
一緒に頑張っていきましょう!
前の問題はこちら
次の口腔断面図の「調音点」を答えましょう。
①

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歯茎硬口蓋
②

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硬口蓋
③

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声門

いかがでしたか…?
楽勝だった!という方は、どんどん先の問題に進んでいってください。
皆さんのペースに負けないように、私も問題を追加していきます。
自信ないかも…という方も、どんどん先の問題に進んでいきましょう。
学習は必ずしも「わかる→できる」の順でなくてもOKです。
なんとなく解けるようになってからの方が知識を整理しやすい場合もあるので、まずは「慣れて苦手意識をなくしていく」というのも大切です。
パターンを増やしたので、解説も追記しています。
次の問題はこちら
見分けるポイント
① まずは、上顎の調音点をすべて覚えましょう。
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「唇」は上唇と下唇を合わせて「両唇」が調音点です。
「唇」以外は、調音点に舌を付けて呼気を閉鎖するか、調音点に舌を近づけて呼気の通り道を狭めます。
(前者が破裂音または破擦音、後者が摩擦音です。)
② 調音法が鼻音・破裂音(破擦音)であれば、閉じてているところが「調音点」
調音点を見分けるだけであれば、鼻音⇔破裂音・破擦音の区別はいりません。
口腔断面図は「発音する直前の状態」を表しているので、どちらも口の中の調音点は完全に閉鎖されています。
くっついているところを探すだけなので、歯茎・歯茎硬口蓋あたりの区別に注意すれば楽勝です。

両唇

歯茎

歯茎硬口蓋
③ 調音法が「摩擦音」であれば、狭まっているところが「調音点」
摩擦音は呼気の通り道を狭めて発音するので、1番狭まっているところが「調音点」です。
②よりも若干難易度が上がるので、問題で慣れていきましょう。

両唇

歯茎

歯茎硬口蓋
④ 特殊な例
特殊な例を2つご紹介します。
1つ目は「声門摩擦音」です。
調音点が「声門」で、のどの奥当たりにあります。
口腔断面図上は「え…?本当に狭まっている…?」くらいで表されているので、注意しておきましょう。
2つ目は「歯茎弾き音」です。
調音点が「歯茎」ですが、口腔断面図では「歯茎硬口蓋」あたりに舌が付いているように見えますが、間違いではありません。
口腔断面図は「発音する直前の状態」を表しているので、発音の際に舌を「歯茎」に軽く当てるためには「歯茎硬口蓋」あたりで準備しておかないといけないためです。
この2つは明らかに口腔断面図の形が他と異なるため、覚えておけば簡単に判別できます。


声門摩擦音

歯茎弾き音