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【令和6年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題3Cの解説!

2024 11/07
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日本語教育能力検定試験 過去問解説 令和6年度 過去問解説 令和6年度_試験Ⅰ
2024年11月7日2025年12月11日
令和6(2024)年度 日本語教育能力検定試験 過去問解説

令和6年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における
 試験Ⅰ 問題3C
の解説です。

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(11)「文法的な意味を表す」形式名詞の例

解説 形式名詞

「形式名詞」とは、名詞としての実質的な意義がなく、文法的な機能だけをもったもののことです。

【実質名詞】
古時計が時を告げている。

【形式名詞】
Aさんに会った時、私は赤い服を着ていた。

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1の「もの」が指すのは、「その絵」ですね。
実質的な意味があるので、この「もの」は実質名詞です。

2の「もの」が指すのは、「その字」ですね。
実質的な意味があるので、この「もの」は実質名詞です。

3の「もの」が指すのは、「その本」ですね。
実質的な意味があるので、この「もの」は実質名詞です。

4の「もの」が指すのは…「その人」ではないですね。
実質的な意味がなく、過去形に後接する形で昔を振り返る機能を担っています。
形式名詞に当たるので、これが正解です。

(12)義務や必要を述べる「ものだ」「ことだ」の用法

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

○ 学生は、一生懸命勉強するものだ。
○ 学生の本分は、一生懸命勉強することだ。

のように、主語が大きい場合は、「ものだ」「ことだ」で義務・必要を表すことができますが、

× Aさんは、一生懸命勉強するものだ。
× Aさんの本分は、一生懸命勉強することだ。

のように、特定の個人を表す名詞が主語になる場合は、不自然な文になってしまいますね。

1は、正しいです。

○ 学生は、一生懸命勉強するものだ。
○ 勉強は、楽しくやるものだ。

のように、「ものだ」は、人でも人以外でも主語に用いることができます。

2は、間違いです。

○ 君は、ここで大人しくしていることだ。

のように、「ことだ」は、主語に「君」などの二人称名詞を用いることができます。

3は、間違いです。

○ 君は、ここで大人しくしていることだ。
○ ここで大人しくしていることだ。

のように、「ことだ」を用いる場合には、主語を明示することが基本ですが、文脈から明らかな場合は明治しないこともできます。

4は、間違いです。

(13)「ところだ」の用法

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

これからテスト勉強をするところだ。

では、進行中の事態ではなく、これから動作を始めることを表しています。

1は、間違いです。

あやうく失敗するところだった。

では、実際には失敗しなかったという反事実的な事態を表しています。

2は、正しいです。

ちょうどテスト勉強をしているところだ。

では、動きの直前の場面ではなく、進行中の事態を表しています。

3は、間違いです。

ちょうどテスト勉強をしているところだった。

では、動きの直後の場面ではなく、過去のある時点で進行中の事態であったことを表しています。

4は、間違いです。

(14)「したばかりだ」にだけ見られる特徴

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

朝ご飯を食べたばかりだ。
↓
朝ご飯を食べたばかりだった。

のように、「だ」に「った」を後続させて過去形を作ることができますね。

1は、間違いです。

朝ご飯を食べたばかりだ。
↓
朝ご飯を食べたばかりだから、お腹が空いていない。

のように、「だ」に「から」を後続させて従属節を作ることができますね。

2は、間違いです。

朝ご飯を食べたばかりだ。
↓
朝ご飯を食べたばかりのお腹には、これ以上何も入らない。

のように、「だ」を連体助詞「の」に換えて名詞を修飾することができますね。

3は、正しいです。

朝ご飯を食べたばかりだ。
↓
朝ごはんを食べたばかりに、お菓子があまり食べられなかった。

のように、「だ」を「に」に換えて従属節を作ることはできますが、これは名詞的な使い方ではありません。

4は、間違いです。

(15)目的を表す「ために/ように」の節

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

○ 試験に合格するために、一生懸命勉強した。

のように、「ために」は、従属節節と主節の主語が同一である必要があります。

1は、正しいです。

○ 試験に合格するために、一生懸命勉強した。
○ 試験に不合格にならないために、一生懸命勉強した。

のように、「ために」は、従属節が肯定形・否定形のいずれの場合でも用いることができます。

2は、間違いです。

○ 試験に合格するように、一生懸命勉強した。
○ 妹が試験に合格するように、一生懸命応援した。

のように、「ように」は、従属節と主節の主語が同一でない場合もあります。

3は、間違いです。

○ いい天気になるように、祈っている。

のように、「ように」は、非意志的な事態である場合でも用いることができます。

4は、間違いです。

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日本語学を専攻し、大学3年次に日本語教育能力検定試験に一発合格しました。
好きな文法カテゴリは、「複文」です。

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