
今回は、
創元社
『フィールド言語学者、巣ごもる』
をご紹介します。
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おススメの書籍・アイテム
どんな本なの?
著者は、吉岡乾先生
この本以外にも、
も読みやすいのでおススメです。
『なくなりそうな世界のことば』は、イラストも素敵なので、言語好きな知人に誕生日プレゼントして贈ったら、喜ばれました。
フィールド言語学とは?
主に、少数言語や文化の多様な言語に関する研究を目的としており、その調査方法には、録音資料の収集、文献調査、記述言語学、調音音声学などが含まれます。
日常をフィールド言語学する
動画配信債サイトのゲーム実況動画の字幕で現れた
違かった
が事例として挙げられています。
一般的に、
違う
は動詞なので、過去形は
違った
ですね。
Windows標準装備の日本語入力システムでは1回で変換できないので、打ち間違いではなく、配信者が意図的に打っていることがわかります。
文法的に見ると、
短い
のようなイ形容詞を
短かった
と過去形にするときの変形の仕方を適用しているようです。
また、漫画で現れた事例として、
すごい好きですよね。
が挙げられています。
すごい
はイ形容詞なので、動詞やほかの形容詞を修飾するときは
すごく好きですよね。
のように、「い」を「く」に変えるのが一般的です。
短い
↓
○ 短くしてください
× 短いしてください
のように、ほかのイ形容詞には見られないのですが、
すごい
↓
○ すごく早いですね
△ すごい早いですね
のように、「すごい」は違和感が少ない方も増えてきたのではないでしょうか?
本書では、フィールド言語学の領域を「現地の少数言語」ではなく身近な場に設定することで、新規の言語表現を探しています。
フィールド言語学に興味が出てきたら
以下の記事で紹介しているので、こちらもあわせてご確認ください。


最後に
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