今回は、
✅ 「ら抜き言葉」とは?
✅ なぜ、ら抜き言葉になるのか?
について、一緒に勉強していきましょう。
この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、以下をブックマークしてご確認ください
例文で学ぶ 日本語文法
「ら抜き言葉」とは?
「ら抜き言葉」は、可能の助動詞「られる」から「ら」が脱落した語
1人で服を着る。
に可能の助動詞「られる」をつけると
○ 1人で服を着られる。
となります。
この「見られる」から
△ 1人で服を着れる。
のように、「ら」を脱落させたものが「ら抜き言葉」です。
「着る」のような上一段活用の動詞のほか、
○ 私は、どこでもすぐに寝られる。
△ 私は、どこでもすぐに寝れる。
のような下一段活用の動詞や
○ 10時までに会社に来られますか?
△ 10時までに会社に来れますか?
のようなカ行変格活用の動詞にも見られる現象です。
誤用とされることが多いですが、世代によらず見られる表現であり、フランクな場面では許容されることも増えてきたのではないかと思います。
なぜ、ら抜き言葉になるのか?
ら抜き言葉は、下一段活用の可能動詞との類推によって発生したと考えられる
「見る」「来る」に可能の意味を付け足すには、
見られる
来られる
のように、可能の助動詞「られる」を後接させる必要があります。
可能の意味を付け足すには、可能の助動詞以外にも、可能動詞を用いることができます。
可能動詞は、五段活用から派生した下一段活用の動詞です。
【五段活用の動詞】
読む
【下一段活用の可能動詞】
読める
のように、1語で可能の意味を表すことができます。
ら抜き言葉は、
【上一段活用の動詞】
見る
【カ行変格活用の動詞】
来る
などを可能動詞のようにして
【ら抜き言葉】
見れる
来れる
とすることから発生しているのではないかと言われています。
参考書籍
今回は、
✅ 「ら抜き言葉」とは?
✅ なぜ、ら抜き言葉になるのか?
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。
また、この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、ブックマークしてご確認ください。