今回は、
✅ 「はおろか」の意味・使い方
✅ 「はおろか」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「はおろか」の意味・使い方
「はおろか」は、とりたてる内容が意外であることを強調する表現
報道により、グループ会社も影響を受けた。
この「も」は、累加を表すとりたて助詞です。
同類のものがほかにもある中で、「グループ会社」を付け加えていますね。
報道により、親会社はおろかグループ各社も影響を受けた。
のように、「はおろか」を用いると、とりたてる「グループ会社」がより際立つことがわかります。
昼食をとることさえできなかった。
この「さえ」は、極限を表すとりたて助詞です。
同類のものがほかにもある中で、極端な例として「昼食をとること」が挙げられています。
小休憩はおろか昼食をとることさえできなかった。
のように、「はおろか」を用いることにより、ありそうな例が加わっていますね。
「昼食をとること」が際立つことがわかります。
このように、「はおろか」は、ほかのとりたて助詞と共起することで、とりたてる内容が意外であることを目立たせる表現です。
「はおろか」の類似表現
「はおろか」の類似表現は、「はもちろん」「どころか」
報道により、親会社はおろかグループ各社も影響を受けた。
報道により、親会社はもちろんグループ会社も影響を受けた。
報道により、親会社どころかグループ会社も影響を受けた。
のように、「はおろか ⇔ はもちろん ⇔ どころか」を置き換えても不自然ではないですね。
- はおろか
- はもちろん
- どころか
に大きな意味の違い・使い方の違いはありません。
累加を表すとりたて助詞「も」以外でも、
小休憩はおろか昼食をとることさえできなかった。
小休憩はもちろん昼食をとることさえできなかった。
小休憩どころか昼食をとることさえできなかった。
のような極限を表すとりたて助詞「さ」や
課長はおろか部長までその意見に賛同した。
課長はもちろん部長までその意見に賛同した。
課長どころか部長までその意見に賛同した。
のような極限を表すとりたて助詞「まで」でも同様の置き換えが可能です。
参考書籍
今回は、
✅ 「はおろか」の意味・使い方
✅ 「はおろか」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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