令和3年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における
試験Ⅰ 問題6
の解説です。
お手元に、問題冊子をご用意の上でご確認ください。
著:公益財団法人日本国際教育支援協会, 編集:公益財団法人日本国際教育支援協会
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目次
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問1 インプット強化
その答えになる理由
1と2は、インプットではなく、アウトプットの内容なので間違いです。
3と4は、教師側のアウトプットを工夫することで、学習者側のインプットを補助しています。
どちらもインプットの内容なのですが、4の前半が違いますね。
学習者が理解可能な内容だけにしてしまうと、その場でのインプットできる量は増えますが、インプット能力の強化にはつながりません。
3が正解です。
問2 最近接発達領域(ZPD)
解説 最近接発達領域(ZPD)
その答えになる理由
1が「最近接発達領域(ZPD)」の内容そのままですね。
これが正解です。
ヴィゴツキーは、最近接発達領域(ZPD)以外にも
- 外言 … 相手に何かを伝えるコミュニケーションのための言語
- 内言 … 自分の頭の中で、思考を組み立てるための言語
- スキャホールディング …「できない」から「できる」に至る上での支援・手助け
がキーワードです。
これらの概念を使って、子どもの言語発達を分析しています。
問3 「プロジェクト型学習」で設定するテーマ
解説 プロジェクト型学習(プロジェクト・ワーク)
コミュニカティブ・アプローチの考え方が基礎になっており、読む・書く・聞く・話すの4技能を総合的に伸ばして、コミュニケーション能力を高める効果があります。
その答えになる理由
4が明らかに間違いですね。
やる前から答えがわかるテーマだと、学習者間での活発なコミュニケーションが生まれにくくなり、プロジェクト型学習の目的が果たせなくなります。
問4 KJ法
解説 KJ法
その答えになる理由
2が「KJ法」の説明そのままですね。
これが正解です。
問5 ジグソー法
解説 ジグソー法(ジグソー・リーディング)
その答えになる理由
1が「ジグソー法(ジグソー・リーディング)」の説明そのままですね。
これが正解です。
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