今回は、
✅ 「次第」の意味・使い方
✅ 「次第」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「次第」の意味・使い方
「次第」は、引き続いて動きを実行することを表す
準備ができ次第、会場に向かいます。
「準備ができる」という事態が起きたら、引き続いて「会場に向かう」という動きを実行することがわかりますね。
「次第」は、もともと
- 順序
- 経過
- 成り行き
などを表しており、従属節末で用いられることで、従属節の事態が成立→主節の動きを実行という流れを表すことができます。
「次第」の接続
全員が揃い次第、会議を始めよう。
家事が終わり次第、散歩にでも行こうかな。
「次第」の類似表現
「次第」の類似表現は、「たら」
準備ができ次第、会場に向かいます。
準備ができたら、会場に向かいます。
のように、「次第 ⇔ たら」を置き換えても不自然ではないですね。
従属節が話し手の予測しにくい事態の場合
△ 道に迷い次第、私に電話してください。
△ 盗難にあい次第、すぐに警察に連絡しましょう。
これらの場合は、
○ 道に迷ったら、私に電話してください。
○ 盗難にあったら、すぐに警察に連絡しましょう。
のように、「たら」を用いると自然ですね。
話し手が予測しにくい内容の場合は、確実性の高い「次第」ではなく、仮定の「たら」の方が適切です。
従属節の事態が瞬間として捉えられない場合
○ 夕食ができ次第、一緒に食べよう。
○ 夕食を作りおわり次第、一緒に食べよう。
△ 夕食を作り次第、一緒に食べよう。
「できる」「作りおわる」だと瞬間的ですが、「作る」だと時間の幅があることがわかります。
この場合も、
○ 夕食を作ったら、一緒に食べよう。
のように、時間の幅があっても用いることができる「たら」であれば、自然な内容になりますね。
参考書籍
今回は、
✅ 「次第」の意味・使い方
✅ 「次第」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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