今回は、
✅ 「とたん」「とたんに」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、以下をブックマークしてご確認ください
例文で学ぶ 日本語文法
「とたん」「とたんに」の意味・使い方
「とたん」「とたんに」は、事態の実現と意外感を表す
ドアを開けたとき、ネコが飛び出してきた。
であれば、従属節の事態「ドアを開けた」が実現した瞬間に、主節の事態「ネコが飛び出してきた」が実現したことを表しています。
ドアを開けたとたん、ネコが飛び出してきた。
になると、それに加えて、主節の事態「ネコが飛び出してきた」に意外感や驚きを伴っていることがわかります。
主節にくるのは、話し手にとって予想できない事態のみです。
○ ドアを開けたとたん、ネコが飛び出してきた。
のような話し手の視点から観察できる動きや
○ その写真を見たとたん、涙があふれてきた。
のような無意志的な動きは現れますが、
× ドアを開けたとたん、部屋の電気をつけた。
のような話し手による意志的な動きや、
× ドアを開けたとたん、部屋の電気をつけてください。
のような行為要求は現れません。
また、
ドアを開けたとたん、ネコが飛び出してきた。
ドアを開けたとたんに、ネコが飛び出してきた。
のように、「とたんに」の形で用いられることもあります。
この「に」は、格助詞ですが、有無によって意味は変わりません。
「とたん」「とたんに」の接続
【動詞】
スイッチを押したとたん、箱が爆発した。
スイッチを押したとたんに、箱が爆発した。
「ます」には接続しにくいため、
△ スイッチを押しましたとたん、箱が爆発しました。
△ スイッチを押しましたとたんに、箱が爆発しました。
のような文は、不自然な印象になりやすいです。
参考書籍
今回は、
✅ 「とたん」「とたんに」の意味・使い方
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。
また、この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、ブックマークしてご確認ください。