今回は、
✅ 「とか」「とかで」の意味・使い方
✅ 「とか」「とかで」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「とか」「とかで」の意味・使い方
「とか」「とかで」は、不確実な伝聞情報を述べる表現
Aさん、実家がお金持ちだとか。
のように、文末には「とか」が
事故があったとかで、道が渋滞している。
のように、従属節末には「とかで」が現れます。
「とか」「とかで」の接続
【動詞】
Aさんが学校を休んだ。熱が出たとか。
【イ形容詞】
Bさんは忙しいとかで、最近会えていない。
【ナ形容詞】
Cさんから電話があった。資料がすぐに必要だとか。
【名詞】
Dさんは社長だとかで、羽振りが良かった。
「とか」は、新しい話題を出すときにも用いられる
「最近、新しい車を購入されたとか」
「ええ、そうなんです」
「とか」「とかで」の類似表現
「とか」「とかで」の類似表現は、「そうだ・って」などの伝聞のモダリティ
Aさんが芸能界デビューしたとか。
Aさんが芸能界デビューしたそうだ。
Aさんが芸能界デビューしたって。
Aさんが芸能界デビューしたとのことだ。
Aさんが芸能界デビューしたということだ。
のように、いずれも「聞いたところによると…」を表しています。
Aさんが芸能界デビューした。
のような言い切りの表現にはない伝聞の意味が付け加えられていますね。
「Aさんが芸能界デビューした」などの文の命題をどのように伝えるか?に関する文法カテゴリーを「モダリティ」と言います。
「って」は、話し言葉の文末にしか現れない
Aさんが芸能界デビューしたとかで、テレビに出ていた。
Aさんが芸能界デビューしたそうで、テレビに出ていた。
Aさんが芸能界デビューしたとのことで、テレビに出ていた。
Aさんが芸能界デビューしたということで、テレビに出ていた。
「って」は、話し言葉でのみ現れるほか、上記のような従属節末に用いることもできません。
参考書籍
今回は、
✅ 「とか」「とかで」の意味・使い方
✅ 「とか」「とかで」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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