今回は、
✅ 「だらけ」の意味・使い方
✅ 「だらけ」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「だらけ」の意味・使い方
「だらけ」は、全体によくないものが存在することを表す
しばらく掃除していなかったので、部屋がほこりだらけだ。
全体に渡って「ほこり」という同質のものが大量に存在し、衛生的によくない状態になっていることがわかりますね。
この全体に渡って存在するものは、「ほこり」のように付着するもののほか、
本の表紙が傷だらけになっていた。
などの場合や、
投資の失敗で、借金だらけになった。
この解説は、間違いだらけだなあ。
のように、目の前に実際に存在するもの以外に対して、比喩的に用いられる場合もあります。
よくない状態に限られるので、
春になり、庭が花だらけになった。
のような好ましいものが大量に存在する場合には、「だらけ」を用いることができません。
この場合は、
春になり、庭が花でいっぱいになった。
などが適切です。
「だらけ」の類似表現
「だらけ」の類似表現は、「まみれ」「ずくめ」
いずれも「全体に渡って●●になっていること」を表す表現ですが、どのような状態を表せるかには、細かな違いがあります。
「まみれ」の意味・使い方
【液体】
暑くて、シャツが汗まみれになった。
ケガで、指が血まみれになった。
【粉上のもの】
遊んでいたら、靴が砂まみれになった。
また、「●●だらけ」は●●が多量に存在していればOKですが、「●●まみれ」は裏表全体に渡って満遍なく●●が付着していないと用いることができません。
○ 砂場で遊んでいて、手が砂だらけになった。
○ 砂場で遊んでいて、手が砂まみれになった。
○ 子どもが砂場遊びから帰ってきて、家の中が砂だらけになった。
× 子どもが砂場遊びから帰ってきて、家の中が砂まみれになった。
「ずくめ」の意味・使い方
黒ずくめの服装をした人が集まっていた。
参考書籍
今回は、
✅ 「だらけ」の意味・使い方
✅ 「だらけ」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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