今回は、
✅ 「折に」の意味・使い方
✅ 「折に」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「折に」の意味・使い方
「折に」は、同時点を表す
研究所に入る折に、入口で手続きをする。
「手続きをする→研究所に入る」という順番ですが、ほぼ同時点の出来事であり、従属節の事態「研究所に入る」は、主節の事態「入口で手続きをする」の直後を表しています。
また、
昼食を食べ始めた折に、友人が訪ねてきた。
だと、「昼食を食べ始める→友人が訪ねてくる」という順番ですね。
ほぼ同時点の出来事であり、こちらも従属節の事態は、主節の事態の直前です。
このように、「折に」は、主節の事態の「直前~直後」という同時点を表します。
「折に」の接続
【動詞】
地元に帰ってきた折には、ご飯でも食べにいきましょう。
【イ形容詞】
寂しい折に、電話してきてください。
【名詞】
選挙の折に、ぜひ我が党への投票をお願いします。
「折に」の類似表現
「折に」の類似表現は、「ときに」「際に」
選挙の折に、ぜひ我が党への投票をお願いします。
選挙のときに、ぜひ我が党への投票をお願いします。
選挙の際に、ぜひ我が党への投票をお願いします。
のように、「折に ⇔ ときに ⇔ 際に」を置き換えても不自然ではありません。
いずれも、主節と従属節の事態が同時点で起こることを表しています。
選挙のときに、ぜひ我が党への投票をお願いします。
と比べると、
選挙の折に、ぜひ我が党への投票をお願いします。
選挙の際に、ぜひ我が党への投票をお願いします。
は、丁寧な会話や手紙文などで用いられることが多いです。
参考書籍
今回は、
✅ 「折に」の意味・使い方
✅ 「折に」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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